愛着あるグラスゴーを去る前に、4季ぶりのタイトルをもたらしたいスチュアート・ホッグ
(Photo: Getty Images)
4年に一度の節目となるワールドカップ後に、多くの選手が新しいチャレンジをしようと環境を変えたりするが、スコットランドのスターであるスチュアート・ホッグもそのひとりで、来年、日本で開催される大舞台のあと、イングランド最高峰リーグのプレミアシップに初挑戦する。プロキャリアをスタートさせて在籍9年のグラスゴー・ウォリアーズを今季終了後に離れ、エクセター・チーフスに加入することが11月13日に発表された。2年契約で、英メディアの『メール・オンライン』は年俸50万ポンド(約7400万円)と報じている。
現在26歳のホッグは移籍について次のようにコメントした。
「非常に興奮している。自分自身と家族にとって大きなチャンスだと思い、次のステップを決断した。新しいラグビー経験を積み、自分が挑戦してさらに成長するために違う環境に飛び込むにはいまが正しい時だと思った。グラスゴーとスコットランド代表でこれまで成し遂げたことには誇りを持っており、私が前進する決断を下したときもサポートしてくれたクラブとスコットランド協会には感謝している」
ホッグはヨーロッパの強豪6か国が競うシックスネーションズで大会MVPを2回(2016、2017)受賞し、2013年と2017年にはブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズに選出されており、世界最高のフルバックのひとりと呼ばれている。
9月に足首を手術し、今秋のスコットランド代表の活動には参加できないと思われていたが、驚異の回復で、11月10日のフィジー代表戦に先発出場して63キャップ目を獲得し、勝利に貢献した。
ラグビーワールドカップ2019でスコットランド代表と同組に入る日本代表にとって、最も警戒すべき選手のひとりでもある。