攻守に安定感抜群のPEARLS。(撮影/松本かおり)
攻撃力のある日体大。(撮影/松本かおり)
ながとブルーエンジェルスは結束が高まってきた。(撮影/松本かおり)
地元アスリートたちを見ようとファンが大勢足を運んだ。
その前で、今季3大会中2大会で優勝しているPEARLSの選手たちが躍動した。
10月13日、太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ2018『第4戦 鈴鹿大会』が、三重交通G スポーツの杜 鈴鹿 サッカー・ラグビー場で開幕した。
日が陰ると少し肌寒い天候の中でおこなわれた初日。プール戦を3戦全勝で終えたのはプールAのPEARLS(三重)とプールBの日体大女子だ。
プールCは、ながとブルーエンジェルス、アルカス熊谷、横浜TKMの3チームが2勝1敗となり、得失点差でながとが1位となった。
同14日は鈴鹿大会最終日がおこなわれ、年間王者も決まる。
5月の秋田大会、9月の富士山裾野御殿場大会を制すなど今季の国内女子セブンズ界をリードするPEARLSは、よく連係のとれた攻守で安定感のある戦いを見せた。
三重出身(松阪)の玉井希絵は、多くの地元ファンの声援を受け気持ちよさそうだった。
「いつも以上に大きく、あたたかい声援が力になりました」
自身は強味である接点のプレーでチームに貢献した。全員がそれぞれの役割を果たしている。
日体大もランニングプレーを前面に出し、攻め勝った。清水麻有が尻上がりに調子を上げた。
前回大会からチームの結束が高まっているながとブルーエンジェルスは、さらにコミュニケーションが取れているようだった。アルカス熊谷はまだまだ本来の強さは出せていないが、山中美緒の復帰などもあって粘りが出てきた。
横浜TKMも好不調の出来がぶれないチームになっている。
北海道バーバリアンズディアナでは、ボブスレーで世界選手権7位に入ったことがある押切麻李亜が大会デビューを果たした。
1日目の最後の試合は沸いた。結果的にはこの日3戦全敗に終わった千葉ペガサスがアルカス熊谷相手に奮闘したからだ。快足ランナー、寺田明日香のトライで先制し、必死に戦った。
この大会への参戦は今回が最後となる石見智翠館高校も、挑む精神を貫いた。
大会2日目(10月14日)は午前9時のキックオフで始まる。