ラグビーリパブリック

南ア撃破! アルゼンチンに大敗。ユースオリンピックは波乱の幕開け。

2018.10.14

殊勲の独走トライを奪った小西泰聖(南アフリカ戦)

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南アフリカ戦ではディフェンスも機能した
 日本ラグビーがまた、南アフリカをやっつけた。
 ブエノスアイレス(アルゼンチン)で開催されているユースオリンピック。同大会に参加している男子セブンズユース日本代表が日本時間の10月14日、午前1時15分(現地13日、午後1時15分)キックオフでおこなわれた南アフリカ戦に14-12のスコアで勝った。
 全員が殊勲者も、なかでも大仕事をやったのは小西泰聖だ。自陣深くから長い距離を走り切って勝利を呼び込んだ。
 ディフェンスも準備してきたことをやり切った。松本純弥主将のキャプテンシーもチームをひとつにした。
 ただ、続くアルゼンチン戦は0-45の大敗だった。
 初戦の南アフリカにはチャレンジ精神を持って臨めたものの、どこかで「勝てるはず」のメンタルになってしまったか。狂った歯車。レフリングに対応できない。そして怪我。チームがバラバラになり制御不能となってしまった。
 天国と地獄、ベストとワースト。2日目以降にベストを出し続けるためにも、あらためて準備し直すしかない。
 梅田紘一監督は言った。
「初戦はなんとか勝つことができたが、2試合を通して望んでいるパフォーマンスを出せなかった。もう一度しっかり集中し、自分たちのラグビーをすることに焦点を当てる」
 大会2日目にはサモア、アメリカと戦い、3日目はフランス戦、順位決定戦だ。
 松本主将は「今日の初戦は粘り勝ちできたが、2戦目は、会場の雰囲気にのまれて相手のペースに合わせてしまったのが敗因。プール戦の残り3試合、なにがなんでも勝利し、決勝戦に出場したい。応援お願いします」と話している。
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