ラグビーリパブリック

ジョージア代表FWパックはもっと強力に 英国のスクラム職人がコーチ就任

2018.09.26
前回のワールドカップではイングランド代表のFWコーチだったローントゥリー。
2019年の大舞台はジョージア代表のコーチとして臨む(Photo: Getty Images)
 来年のラグビーワールドカップ出場国のなかでも最強クラスと呼ばれているジョージア代表のスクラムが、ますます磨かれるに違いない。
 ジョージアラグビー協会は9月25日、かつてイングランド代表やブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズのセットピースを鍛えてきたグレアム・ローントゥリー(47歳)が、ジョージア代表のFWコーチに就任したと発表した。
 イングランド代表プロップとして54キャップを獲得し、1995年と1999年のワールドカップに出場しているローントゥリーは、2007年に選手を引退後、レスター・タイガースで指導者のキャリアをスタート。スクラムのスペシャリストであり、すぐにイングランド代表のコーチングスタッフにも加わって2015年の自国開催ワールドカップが終わるまでの8年間、重責を務めた。また、4年に一度結成されるブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズのFWコーチも任され、2013年のオーストラリア遠征では16年ぶりのテストシリーズ勝ち越しに貢献し、2017年のニュージーランド遠征ではオールブラックス相手に1勝1分1敗という成績だった。
 昨季までプロクラブチームのハーレクインズで指導していたが、ジョージアからのラブコールにこたえ、「かつて感じたことがないほど興奮している」というローントゥリー。「私は長い間、ジョージアのFWプレーの大ファンだった。そんなFWパックに関わることができるなんて。ビッグイヤーに向けて、逃すことのできないチャンスだ」と熱く語っている。ワールドカップで上位進出を狙うジョージア代表“レロス”に、熱意と豊富な経験を持つスクラムの名コーチが加わった。
 ジョージアは来年日本で開催されるラグビーワールドカップで、オーストラリア、ウェールズ、フィジー、そしてウルグアイと一緒のプールDに入る。
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