高田晋作さんと、今回のコンセプトを考えた小国士朗さん。NHK時代の後輩で、「プロフェッショナル私の流儀」に携わった(撮影:BBM。以下同じ)
東京駅前に、新しいラグビースポットが誕生した。その名も「丸の内15丁目」。
ラグビーワールドカップ2019日本大会のオフィシャルスポンサーである三菱地所株式会社が、大会1年前を迎えるにあたり、より一層大会を盛り上げるために9月13日、「丸の内15丁目PROJECT」をスタートさせた。
南ア戦のラスト4分間を240枚のパネルで再現、全てに解説がついている
横から見ると解説が一覧できる
東京藝大の学生によるラグビーをテーマにしたライブペインティングも
舞台は東京駅前 丸ビル1階。ここをバーチャルの「丸の内15丁目」として、ラグビーをテーマにしたさまざまなイベントを開催していく。
9月13日から20日まで開催する「RUGBY ART EXHIBITION」では、2015年ワールドカップ大会の日本代表対南アフリカ代表のラスト4分の選手たちの走行データ、パスの軌跡などを240枚のポスターで表現。
16日には、前回大会の出場メンバー13名が再集結。トークイベントも実施する。同日には、世界のトップ選手が残した珠玉の言葉とともにワールドカップの名勝負を描く映像「BY THE RUGBY」も公開され、完成披露試写会には糸井重里さん、五郎丸歩選手がゲストとして出席する。
このイベントの仕掛け人は99年度、創立百周年の年に日本一に輝いたときの主将、高田晋作さんだ。卒業後はNHKに入社、05年に三菱地所に転職。クラブチームのタマリバでもプレーした。
現在は三菱地所ビル営業部での業務もこなしながら同社のラグビーワールドカップ2019プロジェクト推進室でも忙しく働く。日本でワールドカップが開催される事実が、なかなか一般に浸透しないことに危機感を抱き、昨年春に中心となって企画を立ち上げた。
ラグビーにはそれぞれの役割があり、団結が必要とされることが同社の目指す「街づくり」と共通することから、サンウルブズとラグビーワールドカップのオフィシャルスポンサーに。これからも大会の機運を盛り上げるために、「丸の内15丁目」を舞台にした様々な企画が予定されている。
●公式サイトも楽しい。「丸の内15丁目」↓