スーパーラグビーにアルゼンチンから参加しているジャガーズは8月8日、来季のヘッドコーチに元同国代表SOのゴンサロ・ケサダ氏(44歳)が就任すると発表した。今年、チームを初のプレーオフ(ベスト8)に導いたマリオ・レデスマ氏がアルゼンチン代表の新しい指揮官に“昇格”したため、後任を探すこととなり、フランスで10年間指導者として経験を積んだケサダ氏が3代目のジャガーズヘッドコーチに選任された。
ケサダ氏はアルゼンチン代表SOとして38キャップを獲得。ワールドカップには2大会出場し、1999年大会では最多得点者となる活躍で初の準々決勝進出を遂げた。
2008年に引退後、フランス代表のアシスタントコーチとなり、2011年のワールドカップには指導者として参加し同代表の準優勝に貢献した。その後、ラシン92、スタッド・フランセ、ビアリッツでヘッドコーチを歴任。2014-15シーズンにはスタッド・フランセをフランス国内王者へと導き、2016-17シーズンにはヨーロピアン・チャレンジカップのタイトルも獲得した。
選手時代にもフランスの5つのクラブを渡り歩いており、約19年間、フランスのラグビーを学んできたのは大きな強みである。
ケサダ氏はジャガーズヘッドコーチ就任会見で次のように語った。
「感情的なものが、この挑戦を受け入れた大きな理由です。それが経済的条件ならば、私はヨーロッパに残っていたでしょう。母国に戻り、私のすべての経験をアルゼンチンラグビーに持って来る時が来た。ものすごい冒険です。アルゼンチンラグビーが成長し続けることに貢献したいと思っています」