ラグビーリパブリック

猛暑の北海道でトレーニングマッチ。ヤマハ発動機がリコーに勝利。

2018.08.02

ラインアウトで競り勝つヤマハ新加入のリッチー・アーノルド(撮影:多羅正崇)

 猛暑日も記録している今夏の北海道。8月31日開幕の新シーズンへ向けて、今年も多くのトップリーグチームが網走、北見などで夏季合宿をおこなっている。
 8月1日は、網走スポーツ・トレーニングフィールドで、昨季3位のヤマハ発動機と同7位のリコーの練習試合がおこなわれた。ともにメンバーを入れ替えながらの40分×2本は、57−14でヤマハ発動機が制した。
 ヤマハ発動機は前半7分、沖縄出身のHO名嘉翔伍の先制トライ、再加入2年目のFB五郎丸歩のコンバージョンで、7点を先制。
 リコーも前半13分、大体大卒のFL福本翔平が独走トライを挙げ、明大卒のルーキーSO堀米航平のキックも決まり同点とする。
 
 しかし直後のキックオフボールをヤマハ発動機のWTBゲリー・ラブスカフニが直接キャッチ。南アフリカ出身、今季新加入した身長195センチの大型WTBが鮮やかなノーホイッスルトライ(ゴール)を挙げた。
 リコーは反則から自陣へ後退し、前半27分にラインアウトモールからトライを奪われる。しかし同37分、逆に相手ペナルティから敵陣ゴール前に侵入すると、NO8柳川大樹がトライライン上の攻防に勝ってグラウンディング成功。前半はヤマハ発動機の5点リード(19−14)で折り返した。
 後半はヤマハ発動機の粘り強いディフェンスが光った。リコーは敵陣でフェーズを重ねるが、ヤマハ発動機の桑野詠真らにブレイクダウンで攻撃を寸断されるなど、リズムに乗ることができない。リコーは後半ノートライに抑えられた。
 一方のヤマハ発動機は快調。WTBラブスカフニの2トライで波に乗り、後半29分には途中出場のHO日野剛志の好タックルから、宮澤正利がボールを奪ってトライを挙げるなど、後半6トライの猛攻。50得点の大台に乗せた。
(文:多羅正崇)
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