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NZ女子がワールドカップ・セブンズ連覇! フランス銀、オーストラリアが銅

2018.07.22
ワールドカップ・セブンズ2018サンフランシスコ大会を制したNZ女子
(Photo: Mike Lee – KLC fotos for World Rugby)

プレーヤー・オブ・ザ・ファイナルに選ばれたミカエラ・ブライド
(Photo: Mike Lee – KLC fotos for World Rugby)

豊富な運動量で女子ニュージーランド代表をけん引したサラ・ゴス主将
(Photo: Mike Lee – KLC fotos for World Rugby)
 アメリカのサンフランシスコで開催されている「ラグビーワールドカップ・セブンズ 2018」は、大会2日目の現地時間7月21日、女子の順位決定戦がおこなわれ、決勝ではニュージーランドが29−0でフランスに完勝し、大会連覇を成し遂げた。
 “ブラックファーンズ・セブンズ”という愛称を持つ女子7人制ニュージーランド代表は、今年4月、コモンウェルスゲームズ(英連邦総合競技大会)で永遠のライバルであるオーストラリアとの死闘を制し、波に乗った。その後、ワールドラグビー女子セブンズシリーズの北九州大会から3ラウンド連続で栄冠を掲げ、負け知らずでワールドカップ・セブンズに臨んでいた。
 メキシコ、アイルランドを圧倒してベスト4入りし、21日におこなわれた準決勝では開催国のアメリカを相手に今大会初めて失点したものの、サラ・ゴス主将を中心に結束して26−21で逆転勝利。
 そして、オーストラリアを倒して初の決勝進出を果たしたフランスと激突し、攻めては5トライ、守っては一度もゴールラインを割らせず、完勝となった。
 22歳のミカエラ・ブライドはファイナル舞台でハットトリックを達成し、今大会最多の9トライを記録。2017年のワールドラグビー年間最優秀女子選手であるポーシャ・ウッドマンも快足を披露し、ハーフタイム前にクイックタップからゴールに持ち込んだタイラ・ネイサンウォンの働きも大きかった。
 ブラックファーンズ・セブンズには2016年の悔しさがまだ残っている。リオオリンピックの決勝でオーストラリアに敗れ、悔し涙に暮れた。ビッグターゲットは、TOKYO2020だ。東京オリンピックでの金メダル獲得へ向け、黒衣の女王はこれからも進化し続けるに違いない。
 サンフランシスコで銅メダルに輝いたのはオーストラリア。3位決定戦でエヴァニア・ペリーテやエリア・グリーンらが躍動し、アメリカに24−14で競り勝った。
 ベスト8入りを逃し下位トーナメントにまわった日本は、フィジーを15−14で倒したものの、イングランドに5−31で敗れ、10位に終わった

準決勝の終盤に連続トライで逆転し、劇的勝利を喜ぶフランスの選手たち
(Photo: Mike Lee – KLC fotos for World Rugby)

今大会で最も光ったひとり、オーストラリアのエヴァニア・ペリーテ
(Photo: Mike Lee – KLC fotos for World Rugby)

7トライを挙げたアメリカのナヤ・タッパー
(Photo: Mike Lee – KLC fotos for World Rugby)

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