スーパーラグビー期間中に所属したレベルズ(オーストラリア)のチームメイトに対する暴行容疑で拘束されていた日本代表のアマナキ・レレィ・マフィが、7月16日、事件を起こしたダニーデン(ニュージーランド)の裁判所に出頭し、保釈が認められた。地元メディアが報じており、8月3日に尋問を受ける予定。
マフィはレベルズにとって初のプレーオフ進出がかかっていた7月14日のハイランダーズ戦に敗れた夜、同じトンガ出身であるチームメイトのロペティ・ティマニと口論になり、暴行した疑いで逮捕されていた。
ニュースメディアの『オタゴ・デイリー・タイムズ』によれば、けがをさせる意図での暴行罪が認められれば最長5年の禁錮刑になる可能性があるという。警察によると、ティマニは負傷しているが入院の必要はないという。
マフィはレベルズが本拠地とするメルボルンへいったん戻る見通しで、尋問まで被害者と連絡を取り合わないよう命じられた。
また、マフィの日本国内所属チームであるNTTコミュニケーションズシャイニングアークスは、16日に次のようなコメントを発表した。
「この度は、NTTコミュニケーションズシャイニングアークス所属のアマナキ・レレィ・マフィ選手がニュージーランドにおいて暴行容疑により身柄拘束されたことにつきましては、誠に遺憾であり、被害者の方及び関係者の方々に心よりお詫び申し上げます。また、ラグビーファンの皆様、ラグビー関係者の皆様に多大なるご心配、ご迷惑をおかけしましたことを重ねてお詫び申し上げます。今後、二度と同様の事態を起こさないよう、選手、スタッフへの行動規範やコンプライアンスをさらに徹底してまいります」