2018スーパーラグビーのプレーオフに進む最後の切符を獲得したのは、南アフリカのシャークスだった。地元ダーバンで現地時間7月14日、アルゼンチンのジャガーズとレギュラーシーズン最終戦をおこない、20−10で勝利。この結果、シャークスは7勝1分8敗(勝点36)となって、先に全日程を終えていたレベルズ(オーストラリア/7勝9敗)と勝点で並び、勝利数も同じため総得失点差を比べることとなり、レベルズがマイナス21だったのに対し、シャークスはマイナス5で、シャークスがベスト8入りとなった。
日本代表のアマナキ・レレイ・マフィが所属するレベルズは、前節までプレーオフ進出圏内の8位以上をキープしていたが、大事なリーグ終盤で3連敗し、2010年の創部以来(スーパーラグビー参戦は2011年から)初のプレーオフ出場を逃した。
シャークスはミスを多発した前節から大きく修正し、堅いディフェンスでジャガーズに1トライしか許さなかった。
前半19分にNO8ダニエル・デュプレアが危険なタックルでイエローカードを提示され、ムードを悪くしたが、数分後、モールドライブから持ち出したHOアッカー・ファンデルメルヴァが力走でゴールに持ち込み、流れを変えた。13−3で迎えた後半12分には、CTBアンドレ・エスターハイゼンのブレイクスルーからチャンスとなり、右外でパスをもらったWTBコーバス・ファンヴィックがタックルを受けながらもインゴール隅にフィニッシュし、勝利を引き寄せた。
プレーオフに進む8チームが出揃い、準々決勝のカードが決定。
シャークスは、トップ通過した前王者のクルセイダーズ(ニュージーランド)に挑む。
第2シードは南アフリカ・カンファレンス首位(総合2位)のライオンズとなり、スーパーラグビー参戦3年目で初のプレーオフ進出を決めたジャガーズとぶつかる。
第3シードはオーストラリア・カンファレンスを制したワラターズで、総合6位通過のハイランダーズ(ニュージーランド)と激突。
そして、総合4位のハリケーンズも準々決勝はホームで戦うアドバンテージを得、5位だったチーフスとニュージーランド勢対決となる。
<準々決勝 組み合わせ>
・クルセイダーズ(NZ) vs シャークス(南ア) クライストチャーチ/AMIスタジアム
・ライオンズ(南ア) vs ジャガーズ(アルゼンチン) ジョハネスバーグ/エミレーツエアライン・パーク
・ワラターズ(豪州) vs ハイランダーズ(NZ) シドニー/アリアンツ・スタジアム
・ハリケーンズ(NZ) vs チーフス(NZ) ウェリントン/ウエストパック・スタジアム