ジャパンラグビートップリーグ初制覇を目指すヤマハ発動機ジュビロに、南アフリカ出身のハードワーカーが加わる。ヤマハは7月13日、スーパーラグビーで2季連続(2016、2017年)準優勝となり今季もプレーオフ進出を決めている強豪・ライオンズの中心選手、クワッガ・スミスの入団を発表した。
長くセブンズの舞台で活躍し、2016年のリオデジャネイロオリンピックで銅メダルを獲得したスミスは、2017年から15人制に重点を置きながらスプリングボックス(15人制南ア代表)を目指し、今年6月のウェールズ戦で念願の初キャップを獲得している。
身長181センチ、体重91キロと体は小さいが、運動量豊富でスキルが高いフランカーで、ブレイクダウン、タックル、ボールキャリーなどオールラウンドで献身的に働く。
スミスはヤマハ発動機ジュビロを通じ、「自身のラグビーキャリアの次のステップとして、ヤマハファミリーの一員となれることを光栄に感じています」とコメント。昨年10月に世界選抜の一員として来日しており、日本はとても美しい国だという印象を持ち、互いを敬う文化にも感心していたという。そして、「ヤマハのような質の高いプレーをするチームへの移籍は、選手としてさらなる成長と飛躍につながると確信しています。また、私の妻も日本での生活を心待ちにしているので、チームへの大きな貢献ができるように精一杯努力します。トップリーグで優勝できるようにベストを尽くします」と決意を述べた。
日本シーズン終了後にはジョハネスバーグに戻り、ライオンズの一員として2019スーパーラグビーに参戦する予定。同年のラグビーワールドカップ出場も目指す。