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リーチ、姫野、流らサンウルブズ復帰 週間MVPリトルもアウェイ初勝利狙う

2018.07.05

今季初挑戦のスーパーラグビーで評価を高めているマイケル・リトル(Photo: Getty Images)

 海外(ホームの香港、シンガポール)で勝利、1シーズン3勝など、スーパーラグビーでいくつかの初めてを成し遂げた日本チームのサンウルブズだが、まだ達成したことがなく今季中に新たな歴史として刻みたいのが、アウェイ(敵地)での初勝利だ。残り2試合はオーストラリアで戦うことになっており、7月7日にはシドニーで同カンファレンス1位のワラターズに挑戦する。ジャイアントキリングで世界中のラグビーファンを驚かせるチャンスだ。
 先週末のブルズ戦勝利に貢献したLOヘル ウヴェ、FL布巻峻介、SH内田啓介、FBゲラード・ファンデンヒーファーが負傷で離脱したが、テストマッチ後に休養していた日本代表のFLリーチ マイケル、NO8姫野和樹、SH流大が再合流して先発メンバーに名を連ね、同じくオーストラリア遠征でサンウルブズに戻ったPR稲垣啓太、LO/FLヴィンピー・ファンデルヴァルトはベンチ入りする。
 トニー・ブラウン ヘッドコーチ代行は、「フレッシュな選手が入ってきました。彼らがチームに新たな活力をもたらしてくれることを楽しみにしています」とコメント。ワラターズには、どこからでも1対1で相手を倒すことができる経験豊富な選手が多く、そんな選手を止めることが勝つための重要なポイントになるとし、「我々も、いいパフォーマンが発揮できることに自信を持っています」と語る。
 4月に東京で対戦したときは29−50で敗れており、キャプテンの流は「リベンジを果たしたい」と燃えている。
 そして、背番号12をつけるマイケル・リトルもキーマンのひとり。サンウルブズで最高のラインブレイカーであり、先週のブルズ戦では1トライ1アシスト、4回のターンオーバーに、8回のタックルすべて成功も高く評価され、全15チームのなかでプレーヤー・オブ・ザ・ウィーク(週間MVP)に選出された。偉大な父(元ニュージーランド代表CTBウォルター・リトル)の才能を受け継いだマイケル・リトルは、「ファンが楽しめるようないいラグビーをして、(オーストラリア遠征で)2勝を手にし、帰国したいと思っています。ワラターズはとてもいい状態です。難しい試合になると思いますが、彼らを止め、ボールを保持してアタックしていこうと思います」とコメントした。
<サンウルブズ (7月7日・ワラターズ戦) 試合登録メンバー>
1.クレイグ・ミラー(パナソニック)  2.ジャバ・ブレグバゼ(ジョージア代表)  3.浅原拓真(東芝)  4.ジェームス・ムーア(宗像サニックス)  5.グラント・ハッティング(神戸製鋼)  6.リーチ マイケル(東芝)  7.エドワード・カーク(キヤノン)  8.姫野和樹(トヨタ自動車)  9.流大(サントリー)  10.ヘイデン・パーカー(神戸製鋼)  11.山田章仁(パナソニック)  12.マイケル・リトル(三菱重工相模原)  13.ジェイソン・エメリー(宗像サニックス)  14.セミシ・マシレワ(近鉄)  15.野口竜司(パナソニック)
〔リザーブ〕
16.庭井祐輔(キヤノン)  17.稲垣啓太(パナソニック)  18.ヘンカス・ファン・ヴィック(宗像サニックスブルース)  19.ヴィンピー・ファンデルヴァルト(NTTドコモ)  20.ラーボニ・ウォーレンボスアヤコ(NTTコム)  21.田中史朗(パナソニック)  22.松田力也(パナソニック)  23.中村亮土(サントリー) 
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