ラグビーリパブリック

攻撃に自信。準備の成果を。男子セブンズ代表、明日からコアチーム昇格大会。

2018.04.05
負けられない戦いに挑む男子セブンズ代表。中央が小澤大主将。(撮影/松本かおり)
 最後まで勝ち抜いて、ふたたび世界を転戦して回りたい。
 2020年の東京オリンピックでメダルを手にするには、絶対に手に入れなければいけない権利だ。
 4月6日から始まる「Cathay Pacific/HSBC 香港セブンズ 2018」。同大会と並行しておこなわれるコアチーム昇格決定大会に出場する男子セブンズ日本代表が5日午前、現地で試合前日練習をおこなった。
 同昇格大会で優勝すれば、ワールドラグビーセブンズシリーズ2018-2019への常時出場権を得られる。
 ジョージア、チリ、ウガンダと同組(プールE)に入った日本代表。同プールを勝ち抜き、他組の上位チームと一枠しかない出場権を争う(プールF=パプアニューギニア、ドイツ、香港、ジンバブエ、プールG=アイルランド、ウルグアイ、ジャマイカ、クック諸島)。
 4日には現地で、NZ代表とトレーニングマッチをおこなった。8分×3本の結果は芳しくなかったものの、ダミアン・カラウナ ヘッドコーチは映像を見返し、チームとしてやろうとしていることにチャレンジできていることを確認。5日の練習では、前日の反省をチェックしながら本番へのリハーサルをおこなった。
 チームを率いる小澤大主将は、「1点差でもいいから勝つ。それが求められる大会」と話した。
「初戦のジョージアとの試合はフィジカルな戦いになると思います。大柄な相手を2人でしっかり止めて、すぐにリロード。アタックには自信があるので、とにかくディフェンスをしっかりしたい。自分たちの力を出し切れば勝てる。そう信じています」
 この大会で勝つことを目標に長い時間をかけて準備を重ねてきた。2月終わりから3月の上旬にかけてはアメリカに渡り、サンディエゴでの合宿、ラスベガス国際招待大会を経て、防御中心のトレーニングを何度も。この3日間の戦いで、すべてを出し切るつもりだ。
 小澤主将は4月1日から男子7人制日本代表チーム専任選手になった。同契約締結後初の大会だ。「個人としても率先してやりたい」と言うのも、強い責任感、覚悟の表われだろう。
 以前、「自分が主将を務めているときに(2016-2017年シーズンを最後に)コアチームから落ちた。そういう意味でも、絶対にもう一度上へあげたい」と話したことがある。
 7月のワールドカップ・セブンズ、翌月のアジア競技大会とビッグイベントが続く2018年。まずは香港で結果を残し、2020年へ向けての足場を固めたい。
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