南ア代表では好成績を残せなかったが貴重な経験を積んだアリスター・クッツェー氏
(Photo: Getty Images)
ジャパンラグビートップリーグのキヤノンイーグルスは3月9日、2018-2019年シーズンへ向けての新ヘッドコーチに、南アフリカ代表(スプリングボックス)の前指揮官であるアリスター・クッツェー氏(54歳)が就任することが決まったと発表した。
2007年に南ア代表のアシスタントコーチとしてワールドカップ優勝に貢献し、ウェスタン・プロヴィンス(南ア国内大会:カリーカップのチーム)とストーマーズ(スーパーラグビーチーム)の指揮官を兼任していた2010年に南アの年間最優秀コーチ賞に輝いたクッツェー氏。2015年度に神戸製鋼コベルコスティーラーズのヘッドコーチとしてトップリーグで采配を振ったあと、2016年に非白人として史上2人目のスプリングボックス ヘッドコーチとなったが、2年間のテストマッチ成績は25試合で勝率44%(11勝12敗2分)と振るわず、契約任期満了まで2年を残し今年2月上旬に解任となっていた。南アでは、昨年11月頃からキヤノンイーグルスのヘッドコーチ就任が噂されていた。
心機一転、日本で再びチャレンジすることを決めたクッツェー氏は、「日本に戻ることにとてもエキサイティングな気持ちでいます。日本の人々、日本の文化を楽しむことができた前回の日本での仕事は、大変やりがいのあるものでした。日本のトップリーグで、トップチームの一つになるというビジョンを持つキヤノンイーグルスの一員になることができるのは、大変名誉なことです。キヤノンイーグルスの持っている先進的でプロフェッショナルな環境に、自分なりの新たな価値を加えていきたいと考えています。チームのみんなと一緒に、新たな目標にチャレンジすることを、今から楽しみにしています」とコメントした。