スーパーラグビー2018の南アフリカ・カンファレンスでライオンズ(2016、17年大会で準優勝)の対抗馬と見られながらも今季未勝利(0勝1分1敗)のシャークスは、間違いなくハングリーだ。地元ダーバンにやってきたサンウルブズを相手に、勝点4以上を狙っている。
シャークスは今季、スクラムで苦戦している。南ア代表PRのコーニー・ウーストハイゼンが前十字靭帯断裂で今大会でのプレーは不可能となり、スプリングボックス入りが期待される22歳のPRトーマス・デュトイを左から右に移してポテンシャルを引き出そうとしているが、まだうまく機能しておらず、2試合連続でリザーブだったジョン=ヒューバート・メイヤーが3番を任された。左PRで先発するのは、南ア代表98キャップ保持者で、前節のチーム・オブ・ザ・ウィーク(週間ベストフィフティーン)に選出されたテンダイ・ムタワリラ。
6番で先発するヴィアン・フォスローにとってはデビュー戦となり、張り切っている。
アタッキングラグビーを目指しながらも昨年はレギュラーシーズン15試合で38トライ(1試合平均2〜3トライ)と不発に終わったが、バックスは補強で選手層が厚くなった。
注目は、昨季トライ王を争いキングズから移籍してきたWTBマカゾレ・マピンピ。突破力が高いCTBルカンヨ・アムは前節の週間ベストフィフティーンに選ばれている。ストーマーズから移って新戦力となったヘッドコーチの息子、SOロバート・デュプレアは強気のランもあるプレーメーカーだ。12番は、宗像サニックスブルースの一員として日本ラグビーを経験しているアンドレ・エスターハイゼン。昨年南ア代表デビューを果たした20歳のカーウィン・ボッシュはFBで今季初先発のチャンスを与えられ、燃えている。
<シャークス (3月10日・サンウルブズ戦) 試合登録メンバー>
1.Tendai Mtawarira 2.Akker van der Merwe 3.John-Hubert Meyer 4.Ruan Botha(主将) 5.Stephan Lewies 6.Wian Vosloo 7.Jacques Vermeulen 8.Tera Mtembu 9.Louis Schreuder 10.Robert du Preez 11.Makazole Mapimpi 12.Andre Esterhuizen 13.Lukhanyo Am 14.Sbu Nkosi 15.Curwin Bosch
〔リザーブ〕
16. Chiliboy Ralepelle 17.Juan Schoeman 18.Ross Geldenhuys 19.Gideon Koegelenberg 20.Keegan Daniel 21.Cameron Wright 22.Marius Louw 23.Lwazi Mvovo