高校生のとき、打ち込んでいたラグビーの練習中の大けがから頸髄損傷で車いす生活となった一人の青年が、一時は自殺を試みるほどもがき苦しみながらも、ウィルチェアー(車いす)ラグビーに出会い、小さな積み重ねから自らの障害を乗り越えて行く……。2016リオ・パラリンピックで日本初の銅メダルの快挙を成し遂げたウィルチェアーラグビー日本代表をコーチとしてけん引した三阪洋行氏による、人々に勇気を与える初めての半生記、『壁を越える 車いすのラガーマン パラリンピックへの挑戦』(山川出版社)が好評発売中です。
パラリンピックに日本代表として3回出場した経験をもつ著者が、絶望のふちからいくつもの壁を乗り越えながら、車いすラグビーで「感動の涙」を手に入れるまでの半生を追っています。「未来は自分で変えられる」そんなヒントが熱く詰まった一冊です。
僕の人生は
立ちはだかる壁を越える挑戦の連続でした。
それは今もなお続いています――。
壁を越えたその先の未来。
挑戦することの価値――。
それが人を前に進める原動力だと、
僕は自分の人生から学びました。
(著者あとがきより)
<著者>
三阪洋行(みさか・ひろゆき)
1981年大阪府東大阪市生まれ。ウィルチェアーラグビー元日本代表。
2003年にウィルチェアーラグビー日本代表に選出され、以後アテネ、北京、ロンドンと3大会連続でパラリンピックに出場。2016年のリオデジャネイロ大会ではコーチとして日本代表初の銅メダル獲得に導いた。現在は、バークレイズ証券株式会社に勤務しながら日本代表コーチ、東北ストーマーズのプレーイングマネージャーとして活躍し、障害者スポーツを拡大する活動にも取り組んでいる。