捲土重来を期する今年のスーパーラグビーで白星発進後、来日したメルボルン・レベルズ(オーストラリア)が、今週土曜日に東京・秩父宮ラグビー場でおこなわれるサンウルブズ戦に向け、試合登録メンバーを発表した。
レベルズは昨年1勝しかできず最下位に終わったチームだが、スーパーラグビーのステータスを失ったフォースからオーストラリア代表クラスを含め12選手が加入し、有能な若き指導者と評価が高いデイヴィッド・ヴェッセルズ ヘッドコーチも獲得して間違いなくチーム力はアップしている。
先発の布陣は、今季初戦でレッズを45−19で下したメンバーとまったく同じで、オーストラリア代表キャップ保持者は9人並ぶ。
日本代表のNO8で、昨年のレベルズ最優秀選手でもあるアマナキ・レレィ・マフィもスターターとなり、初めてサンウルブズと激突する。先週末のレッズ戦では、17回の力強いボールキャリーや3回のターンオーバー成功などハードワークでチームをけん引していた。
フランスから帰国して新加入となったオーストラリア代表副将のSHウィル・ゲニアは、巧みなゲームコントロールでレベルズを操る要注意人物のひとり。レッズ戦でレベルズは7トライを奪ったが、そのうちの2トライはフォースから移籍加入したオーストラリア代表のFBデイン・ハイレットペティが挙げ、13回のボールキャリーで146メートルゲインと存在感を示した。100メートルを10秒5で走るというWTBセファ・ナイヴァルも脅威。副将のCTBトム・イングリッシュは突破力があり、身長204センチ、体重122キロでセットピースの要となる主将のLOアダム・コールマンはスーパーラグビー出場50試合目となる。
そして、宗像サニックスブルースの選手として2017-18トップリーグでプレーした元イングランド代表のLOジェフ・パーリングがリザーブに名を連ねた。プレミアシップ(イングランド最高峰リーグ)で優勝経験がある北半球のトッププレーヤーだったパーリングは、南半球の猛者や日本の選手たちが集うスーパーラグビーに挑戦するのは今年が初めてで、サンウルブズ戦でデビューとなりそうだ。
<レベルズ (3月3日・サンウルブズ戦) 試合登録メンバー>
1.テテラ・フォークナー 2.ジョーダン・ウエレセ 3.ジャーメイン・アインスリー 4.マット・フィリップ 5.アダム・コールマン(主将) 6.ロペティ・ティマニ 7.アンガス・コットレル 8.アマナキ・レレィ・マフィ 9.ウィル・ゲニア 10.ジャック・デブレツェニ 11.セファ・ナイヴァル 12.リース・ホッジ 13.トム・イングリッシュ 14.ジャック・マドックス 15.デイン・ハイレットペティ
〔リザーブ〕
16.エイノル・ランギ 17.フェレティ・サアンガ 18.サム・タラカイ 19.ジェフ・パーリング 20.ロス・ハイレットペティ 21.コルビー・ファインガア 22.マイケル・ルル 23.ビリー・ミークス