ジェイミー・ジョセフ ヘッドコーチが率いる新体制となって2戦目で2018スーパーラグビーの初勝利を狙う日本チームのサンウルブズが、3月3日に東京・秩父宮ラグビー場で開催されるレベルズ(オーストラリア)戦の試合登録メンバーを発表した。
ニュージーランドの強豪・チーフスで3季プレーした経験を携え、来年のワールドカップを見据えてサンウルブズに今季新加入した日本代表主将のリーチ マイケルが背番号6で先発する。同じく初参加の若き日本代表FB/WTB野口竜司はリザーブに名を連ね、出場すればスーパーラグビーデビューとなる。
先週末にブランビーズと戦った布陣から先発メンバーは6人替わった。2トライを挙げるなど活躍したWTBホセア・サウマキ、サウマキとともに第2節のチーム・オブ・ザ・ウィーク(週間ベストフィフティーン)に選出されたFL姫野和樹、それにLOグラント・ハッティング、WTBレメキ ロマノ ラヴァ、FBジェイソン・エメリーは負傷のため外れた。レメキは左手骨折で、復帰まで時間がかかりそうだ。
ブランビーズ戦の後半途中から出場し、ジョージア出身選手として初めてスーパーラグビープレーヤーとなったHOジャバ・ブレグバゼも怪我により今回のメンバーには入っていない。
ハッティングがプレー不可となり、共同主将のひとりであるヴィリー・ブリッツがNO8からLOにポジションチェンジする。背番号8をつけるのはエドワード・カーク。ロビー・ロビンソンはSOからFBに移動し、10番はブランビーズ戦途中出場でいいアピールをしたヘイデン・パーカーが任された。右WTBで先発するのは、2年ぶりにサンウルブズに復帰したトップリーグトライ王の山田章仁。左WTBには、CTBでのプレー経験が多いウィリアム・トゥポウが入る。そして、ハイランダーズから移籍してきたPRクレイグ・ミラーに背番号1が与えられ、PR稲垣啓太はベンチスタートとなる。
リザーブにはCTB/SO立川理道などが新たに入った。
ジョセフ ヘッドコーチはトゥポウのWTB起用について、「彼はしばらく試合から離れていましたが、フィットネスでもパーソナルベストを出しましたし、ハングリーで非常にフレッシュな状態です。レベルズのバックスもかなり大きいのですが、彼はサイズもありますし、フィジカル的にしっかり対応できる選手を選びました」とコメントした。
ブランビーズ戦でいいスタートを切れたという指揮官は、「我々は一緒に過ごした時間がまだ多くはないので、コンビネーションのところがうまくいかず、細かいところの反省点はありますが、これは試合を重ねるごとに精度も上がっていき、修正できていくでしょう」と語り、今季初勝利への期待を抱かせた。
<サンウルブズ (3月3日・レベルズ戦) 試合登録メンバー>
1.クレイグ・ミラー(前 ハイランダーズ) 2.堀江翔太(パナソニック) 3.具智元(ホンダ) 4.サム・ワイクス(パナソニック) 5.ヴィリー・ブリッツ(NTTコム) 6.リーチ マイケル(東芝) 7.ラピース・ラブスカフニ(クボタ) 8.エドワード・カーク(キヤノン) 9.流大(主将/サントリー) 10.ヘイデン・パーカー(前 ハイランダーズ) 11.ウィリアム・トゥポウ(コカ・コーラ) 12.中村亮土(サントリー) 13.ラファエレ ティモシー(コカ・コーラ) 14.山田章仁(パナソニック) 15.ロビー・ロビンソン(リコー)
〔リザーブ〕
16.坂手淳史(パナソニック) 17.稲垣啓太(パナソニック) 18.ヴァル アサエリ愛(パナソニック) 19.ジェームス・ムーア(前 東芝) 20.徳永祥尭(東芝) 21.田中史朗(パナソニック) 22.立川理道(クボタ) 23.野口竜司(東海大)