ラグビーリパブリック

東芝の若き11番・石井魁が退団… メッサム、サンウルブズ入りのムーアも

2018.02.23

石井魁(左)とジェームス・ムーア

 東芝ブレイブルーパスは2月23日、2017年度をもって退団する選手・スタッフ、ならびに、2018年度新加入選手を発表した。
 東海大2年生だった2013年に日本代表の強化合宿に招集されて注目を集めたスピードランナーで、東芝に2年間在籍したWTB石井魁(24歳)が退団することが明らかになった。石井は2017-18シーズンのトップリーグで順位決定トーナメントも含めて12試合に出場し、背番号11をつけて10試合先発、50メートルを5.8秒で走る俊足を活かして7トライを挙げていた。
 石井の大学の先輩で、5年間在籍したHO村山廉(27歳)もブレイブルーパスのジャージーを脱ぐ。陸上十種競技から転向して話題となったWTB谷浩二朗(25歳)も退団が決まった。
 外国出身選手では、今年のスーパーラグビーで日本チームのサンウルブズに加入したLOジェームス・ムーア(24歳)も東芝ブレイブルーパスを去る。ハードなタックルと高いワークレートを持ち味とするムーアは、2016年にオーストラリアから来日した若い選手で、来年、日本代表資格の条件をクリアする可能性がある。
 そして、3年間在籍した元ニュージーランド代表のFLリアム・メッサム(33歳)も新天地に向かうことを決めた。2015年のワールドカップ優勝メンバーでもあるメッサムは、来季はフランスのトゥーロンでプレーする予定だ。
 35歳になったオールブラックス53キャップのWTBコーリー・ジェーンも2年間在籍したチームを退団し、現役引退も考えているとみられる。また、ジェーンとともに2011年のワールドカップ制覇に貢献した英雄で、昨年11月から東芝に加入して奮闘したSOスティーブン・ドナルド(34歳)も退団が決まった。
 スタッフでは、 ジミー・ストーンハウスFWコーチ、ピーター・ロッソウBKコーチ、キア・ウェンハムフラット ヘッドS&Cコーチ、和田裕介S&Cコーチが退任する。
 2018年度新加入選手としてこの日発表されたのは3人で、セブンズ日本代表としても期待される摂南大のWTB/FBナイカブラ・ジョネ(23歳)、U20日本代表の経歴を持つ立命館大のPR藤野佑磨(22歳)、そして韓国代表のLOヤン・デヨン(24歳)がブレイブルーパスの新戦力となる。
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