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サンウルブズ、別府合宿スタート! 今季はブリッツ&流の共同主将体制

2018.01.29

別府合宿初日から元気いっぱいのサンウルブズ新キャプテン、流大(撮影:長岡洋幸)

 1月28日から、大分県別府市で合宿をスタートさせたサンウルブズ。本格的な練習が始まった29日にはキャプテンが発表された。
 今季は共同主将としてヴィリー・ブリッツと流大の2人がチームを率いる。同様の体制は昨年の日本代表でも採用された。
「現代ラグビーで、私は共同主将ということにこだわっています。スーパーラグビーは期間も長く、乗り越えなくてはならないことが多々起きる。そのとき、1人だけがそのプレッシャーを負うことは避けたい」(ジェイミー・ジョセフHC)
 流は昨年の日本代表のアジアチャンピオンシップでも主将を務め、昨秋の遠征でもリーダーの1人だった。ブリッツはジョセフHC体制でプレーしたことはないが、高校、大学、ライオンズで主将を経験。昨年のサンウルブズではゲームキャプテンも務めていた。
「流はサントリーの主将として2年連続優勝に導いた優れたリーダーです。ヴィリーは行動で示すタイプ。流とは違う気質を持って引っ張ってくれると思います」(ジョセフHC)
 流はサンウルブズに本格参加1年目(昨季は追加招集で短期の合流)。トップリーグ表彰式の翌日に、共同主将就任を打診された。
「チャレンジになると思います。スーパーラグビー初でキャプテン。ちょっと難しくなると思いますけど、ヴィリーはスーパーラグビーの経験も豊富ですし、助け合いながらやっていきたい」
 スーパーラグビーに出場する前にキャプテンに任命されたことになる。
「いろいろな国の選手がいるので、まずはチームの文化をしっかりと作りたい。今までのサンウルブズのゲームは、60分までリードしても、最後に逆転されてクロスゲームを落としていた。そこで勝ちきれないと勝利は増えない。きついときにプッシュするようなトレーニングも多くなると思いますが、まずは9番として試合に出場してプレーで引っ張りたい」
 ブリッツは先週初め、母国の南アフリカに帰国中に連絡を受けたという。
「このチームのキャプテンに選ばれるのは大変名誉なことです。経験値が多い選手も、リーダーシップの高い選手もいるので、負担は少ない」
 実際、初代主将である堀江翔太、2年目の共同主将であるエドワード・カークと立川理道、そして日本代表のキャプテンを務めるリーチ マイケルと、チームに主将経験者は多い。
「たくさんリーダーシップを持った選手がいるので、彼らがサポートしてくれるでしょう」(ジョセフHC)
 新たなリーダーを得て、サンウルブズ3年目のシーズンが始まった。
(文:森本優子)

多国籍のサンウルブズをまとめる経験豊富なヴィリー・ブリッツ(撮影:長岡洋幸)
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