2016リオ・オリンピック金メダルチームの女子7人制オーストラリア代表が、自国開催のコモンウェルスゲームズ(4年ごとにおこなわれる英連邦総合競技大会/4月13〜15日)とラグビーワールドカップ・セブンズ2018サンフランシスコ大会(アメリカ/7月20〜22日)があるビッグイヤーの第1戦を、圧倒的強さで制した。
シドニーで開催された「HSBC ワールドラグビー女子セブンズシリーズ 2017−2018」の第2ラウンドは、1月28日に最終日を迎え、オーストラリアはカップ決勝でライバルのニュージーランドに31−0と完勝。第1ラウンドのドバイ大会に続いて今季2冠目を獲得した。女子7人制オーストラリア代表がワールドシリーズの自国開催大会で栄冠を獲得したのは初めて。今回のシドニーセブンズでは、プールステージから決勝までの全6試合を無失点という強さだった。
決勝は前半1分、オーストラリアが敵陣深くで相手にプレッシャーをかけ、ブレイクダウンでボールを奪い返し、シャノン・パリー主将が先制した。ハーフタイム前には、2016年のワールドラグビー女子最優秀セブンズ選手であるシャーロット・カズリックがゴール右隅に飛び込み、10−0で前半を終えた。
ニュージーランドにイエローカードが出て数的有利となったオーストラリアは、後半早々、エミリー・チェリーが抜け出し、怪我による長期離脱から復帰したスピードスターのエリア・グリーンがサポートしてリードを拡大。ゴールドジャージーの勢いは止まらず、3分、5分にもトライを追加して、昨季シリーズ総合チャンピオンのニュージーランドを退けた。
第3ラウンドは4月21、22日に福岡県北九州市で開催され、ミクニワールドスタジアム北九州に世界トップクラスの女子セブンズ選手たちが集まる。
シドニーセブンズのカップ決勝でチャンスメイクするエマ・トネガト(Photo: Getty Images)
3位決定戦はカナダ(白)が40−12でロシアを下した(Photo: Getty Images)