ラグビーリパブリック

女子に続き男子も豪州がシドニー大会制覇! 2012東京セブンズ以来の歓喜

2018.01.28

6年ぶりのカップ優勝を地元シドニーで決めた男子セブンズ豪州代表(Photo: Getty Images)

 シドニーがゴールドジャージーの奮闘に沸いた。女子に続いて、男子の7人制オーストラリア代表もワールドラグビーセブンズシリーズの自国開催大会で頂点に立った。
 1月26日から開催されてきたシドニーセブンズ(男子・第3ラウンド)は、最終日の28日に順位決定トーナメントがおこなわれ、多くのファンの声援を受けたオーストラリアは、カップ準々決勝でケープタウン大会(第2ラウンド)優勝のニュージーランドを24−12で下すと、準決勝ではアルゼンチンに28−0で快勝、決勝ではシリーズ総合連覇を狙う南アフリカに挑み、29−0で制した。
 男子7人制オーストラリア代表がワールドセブンズシリーズで栄冠を獲得したのは、2012年の東京セブンズ以来。
 決勝戦、今大会1試合平均35得点だった南アに対し、オーストラリアはロッキー・アンダーソンがトライセービングタックルを見せるなど守りで奮闘し、相手に主導権を渡さなかった。
 すると前半6分過ぎ、ジョン・ポーチ、ベン・オドネルのゲインで敵陣22メートルラインに近づくと、パスをもらったルイス・ホランド主将がタックルを受けながらも倒れず、ゴールに持ち込み先制した。
 さらに、リスタートのキックオフボールを確保したオーストラリアは、34歳のベテラン、ジェームズ・スタナードもトライを挙げ、14−0で折り返す。
 後半2分にはポーチがハーフウェイから抜け、粘り強い走りでチャンスを作り、右外でパスをもらったスタナードがキックで転がしたボールを再びポーチが確保してインゴールに飛び込み、リードを拡大。勢いは止まらず4分、6分とオドネルが連続トライを決め、歓喜のファイナルホイッスルを迎えた。
 オーストラリアはシリーズ総合ランキングで3位に浮上。先を走っていた南アフリカとニュージーランドの姿が見えてきた。
 男子の第4ラウンドは2月3日、4日にニュージーランドのハミルトンでおこなわれる。

トライを狙う南アのスペックマン。寸前、アンダーソンがタッチに押し出した
(Photo: Getty Images)

栄冠を掲げるオーストラリアのホランド主将(Photo: Getty Images)
Exit mobile version