ラグビーリパブリック

毛振りが凄い。W杯公式マスコット「レンジー」のプロフィールあれこれ。

2018.01.26
得意の毛振りをするレン(左)とジー。(撮影/松本かおり)
 1月26日に発表されたラグビーワールドカップ2019日本大会の公式マスコット「レンジー」(Ren-G)。ラグビーボールの形の顔がかわいらしい。
 また、白い髪の「レン」(Ren)、赤い髪の「ジー」(G)についての細かいプロフィールがおもしろい。
 レンとジーは親子だ。歌舞伎の連獅子同様、白が親で、赤が子の設定だ。
「レン」の好きなものはラグビーの精神。チームプレーを大事にし、恐れず前へ進む姿勢とフェアプレーが大好き。ラグビーの価値では品格、規律を体現し、結束を「ジー」と共有している。
「ジー」が好きなものはラグビー選手の闘志あふれるプレーと観客の大歓声。嫌いなものは元気のないプレー。ラグビーの価値では、情熱と尊敬を体現し、結束を「レン」と共有している。
 ともに日本生まれだ。
■由来
 古来より幸福を招き邪悪を退けるとされてきた想像上の聖獣、獅子は日本文化に能や歌舞伎の連獅子であったり、獅子舞であったり、狛犬であったりと、様々な形で表れてきた。
 この日本に古来より住んでいる精霊が、ラグビーワールドカップの日本、そしてアジア初開催決定をきっかけにラグビーとそのコア・バリューと出会って生まれたのが、レンジーである。このため、外見は顔がラグビーボールの形になっていて、外見は連獅子や獅子舞に似た部分もある。
 信頼を元にチャレンジ(困難)を乗り越えるレンジーの姿は連獅子の物語、そしてラグビーに共通するものである。
■役割
 レンジーはラグビーの5つの価値(品位/INTEGRITY、情熱/PASSION、結束/SOLIDARITY、規律/DISCIPLINE、尊重/RESPECT)を体現しているので、ラグビーの精神を日本からアジアや世界へ広げることが生きがい。
■出身・出没場所
 生まれた場所が日本のどこかは不明。住んでいる場所はワールドカップの試合開催都市やキャンプ地を中心にした日本各地。インターネットに飛び込んで、世界各地に出現することもある。
■動きの特徴
 パスやトライ、拍手、ハイタッチ、握手などの動きができる。
■得意なこと
 嬉しいことがあると、髪をぐるぐる回したり、レンジーダンスを踊る。

■いま一番関心があること
 ラグビーの精神を理解してもらい、大会に参加する選手、関係者、ファンが2019年大会を心の底から楽しんでもらうために何をすべきか考えること。
■友だち
 ラグビー普及活動をおこなっているので、その中で出会った開催都市のマスコットとは大会を成功させたいという固い友情で結ばれている。
■普段の行動
 ラグビーの精神を広めることから生まれたレンジー。いまは2019年日本大会のプロモーションに力を入れている。このため、開催都市を中心にラグビーの価値を伝え、大会の紹介をするとともに、開催都市の紹介を日本国内や海外の人々に伝えるために日々努力を欠かさない。
■今後の活動
 RWC2019開催都市や公認キャンプ地においてラグビーの精神を広め、RWCの素晴らしさを伝えていく。海外から来る人には開催都市や日本の情報を発信し、大会時には地元、日本国内、海外からのお客さまおもてなしの先頭に立つ。
 フォトセッションでは、レンとジーが揃って頭をぐるぐる振り回す、連獅子の「毛振り」を披露して息の合ったところを見せた。
 これから、大会へ向けての盛り上げの場所に多く顔を出し、ワールドカップの認知度を上けていくことになる。
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