スーパーラグビー参戦3年目へ向け、日本チームのサンウルブズを運営するジャパンエスアールは12月26日、サンウルブズの2018シーズンスコッドに、今年日本代表デビューを果たしたクボタスピアーズのCTBシオネ・テアウパと、宗像サニックスブルースに所属するPRヘンカス・ファン・ヴィック、そして三菱重工相模原ダイナボアーズのCTBマイケル・リトルを追加すると発表した。
3選手ともサンウルブズに加入するのは初めてだが、南アフリカ出身の25歳であるPRファン・ヴィックはブルズに在籍していた2013年にスーパーラグビーデビューを果たし、今年は準優勝チームのライオンズに加わり3試合出場していた。
トンガ出身で流通経済大学の学生だった頃から日本でプレーしている25歳のテアウパは、セブンズ日本代表の経歴も持ち、15人制では今秋のスコッドに招集され、11月4日のオーストラリア代表戦でテストマッチデビュー、フランス遠征でも存在感を示し3キャップを獲得している。
リトルはニュージーランド出身の24歳で、同国代表“オールブラックス”で50キャップを重ね世界的名CTBといわれたウォルター・リトルの息子。ノースハーバーでプレーしていた2016年には、現オールブラックスWTBのリーコ・イオアネらとともに国内大会(マイター10カップ)の最優秀選手賞にノミネートされた逸材である。
宗像サニックス3年目のPRヘンカス・ファン・ヴィック。183センチ、115キロ(撮影:松本かおり)
スピードとパワーを併せ持つマイケル・リトル。元U20フィジー代表(撮影:見明亨徳)