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宗像サニックスに新風もたらすか 南ア出身FWが追加入団

2017.11.29
セブンズでのプレー経験もあるナルダス・ファンデルヴァルト(ボールを持つ選手)
(Photo: Getty Images)
 11月の国際マッチ期間が終わり、ジャパンラグビートップリーグは今週末に再開する。レギュラーシーズンは残り4節で、各順位決定トーナメントへ向けて勝敗が気になる終盤戦に入ってきた。
 ホワイトカンファレンスで1勝8敗と苦しむ宗像サニックスブルースは11月29日、今年度の追加新入団選手として、高校南アフリカ代表の経歴を持つFL/NO8ナルダス・ファンデルヴァルト(25歳)の加入を発表した。
 今季トップリーグでは外国人選手の登録について、「開幕後であっても、外国籍選手登録2週間後の試合から出場可能。総合順位決定トーナメントに出場するためには、リーグ戦(第1節〜13節)のうち1試合以上出場しなければならない」となっている。
 今月上旬には、同じく南ア出身のFL/NO8ニコラス・デヤハーがクボタスピアーズに、ニュージーランド出身のWTB/CTBナイジェル・アーウォンが近鉄ライナーズに、それぞれ2017年度追加登録選手として加入した。
 宗像サニックスブルースの一員となったナルダス・ファンデルヴァルトは、フーリー・デュプレアやピエール・スピースなど偉大なスプリングボックス(南ア代表)を輩出したアフリカーンス高校出身。シニアレベルでは目立った経歴はないが、2015年に強豪・ブルズのスコッドに招集されている。スーパーラグビーでの出場機会には恵まれなかったが、強さとスピードがある荒々しい走りと、勇敢でしぶといディフェンスが魅力。身長192センチ、体重111キロ。