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NZハリケーンズの主力、シールズがワスプス移籍へ。イングランド代表候補に

2017.11.20

豊かなあごひげがトレードマークのブラッド・シールズ(Photo: Getty Images)

 2019年のラグビーワールドカップ日本大会で優勝を狙うイングランド代表に、ニュージーランド出身の新たなハードワーカーのバックローが加わるかもしれない。プレミアシップのワスプスは19日、スーパーラグビー86試合出場の経験を持つハリケーンズのFL/NO8ブラッド・シールズが、来年のスーパーラグビー終了後、チームに新加入すると発表した。
 シールズは両親がイングランド出身のため、イングランド代表入りの資格を持つ。
 英国メディアの『ザ・テレグラフ』によれば、オールブラックス(ニュージーランド代表)のFLジェローム・カイノがひざを痛め離脱したため、現在ヨーロッパ遠征中のスコッドにシールズを追加招集するつもりだったが、本人は申し出を拒否。2019年ワールドカップへ向けて、イングランド代表入りを視野に入れているものと思われる。
 現在26歳で、身長193センチ、体重111キロであるシールズは、常に頑健な身体を張り続け、運動量豊富。元U20ニュージーランド代表選手で、オールブラックスの合宿に参加したこともある。2016年にハリケーンズのスーパーラグビー初優勝に大きく貢献。国内大会ではウェリントンの主将を務めてきた。また、世界各国から一流選手を集めてチームを結成する名門クラブ、バーバリアンズでプレーした経験もある。
 ニュージーランド出身でイングランド代表になった選手には、現主将のHOディラン・ハートリーや、PRマコ・ヴニポラ、CTBベン・テオなどがいる。
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