ラグビーリパブリック

カーター、W杯開催国・日本にエール。2019を後押しする「大使」に就任

2017.11.08

左からリーチ マイケル、山田章仁、ダン・カーター(撮影:松本かおり)

 世界の頂に立ったことがある男が話した。
「開催国にはプレッシャーもかかるが、ファンの声援がモチベーションになる」
 ニュージーランド代表のSOとして2011年、2015年大会でワールドカップを制したダン・カーター(ラシン92)だ。母国で開催された2011年大会では怪我で大会途中に戦列を離れたが、地元ファンの熱狂をエナジーに優勝まで駆け上がったチームと同じ時間を過ごした経験を持つ。
 ワールドカップ2019大会のワールドワイド・パートナーであるマスターカード社(Mastercard)のブランド・アンバサダーに就任したことが発表された11月7日、こちらもアンバサダーとなった日本代表のリーチ マイケル主将、山田章仁とともに出席した就任お披露目会で冒頭の言葉が出た。
 2019年大会で、日本代表はベスト8に入れると思いますか? 入るためにはどうすれば? と、質問されたときだった。
「ファンの熱い声援は、勢いを生んでくれる。力を結集できると思います。日本代表は前回大会で南アフリカを破るなど力を持っているし、あのとき、世界を大いに興奮させてくれた。2019年も同様のパフォーマンスを出してほしい」
 日本が好きで、プレーヤーとして、観光客として、来日したことがあると話した。前日も大好きな和食を食べるため居酒屋に行ったことを明かし、「こぢんまりとした店だったがシェフから情熱を感じた」と、細やかで勤勉な国民性に感心していた。
 リーチと山田は、頂点を2度経験している世界的スターと触れ合った感想をこう話した。
「穏やかな人。人との接し方に慣れているし、いろんなアドバイスをくれました」
「尊敬する先輩」と付け加えたリーチに続き、山田も「とても気さくで、スマイルをもらいました。振る舞いが勉強になる」と言った。
 ふたりはアンバサダーとしての視点でも発言した。
「アジアで初めての開催されるワールドカップ。世界中に注目される大会は、日本のラグビーにとって大きなチャンス」(リーチ)
「みんな(選手、ファン)でひとつになるのが楽しみ」(山田)
 3人は、この先、マスターカード社が顧客やカード会員に提供するプライスレスな可能性をサポートしていく。
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