ホームグラウンドを持たず、世界各国から選手を招待してチームを編成する英国の伝統あるラグビークラブ「バーバリアンズ」は、10月10日、女子チームを結成して来月にアイルランドで試合をおこなうと発表した。1890年に創設されたバーバリアンズの歴史において、女子チームがつくられるのは初めて。
現在、ニュージーランド、イングランド、フランス、カナダなど7か国の選手が招待を受け入れ、彼女たちのインターナショナルキャップ数は合計で440を超えているという。
歴史的な第1戦は11月10日にリムリックのソーモンドパークでおこなわれる予定で、マンスターの女子チームが相手となる。
バーバリアンズのジョン・スペンサー チェアマンは、「バーバリアンFCの歴史のなかで、女子チームの創設という新しい章を開くことができて嬉しい。その形成は何年にもわたって努力してきたものであり、今年の女子ラグビーワールドカップ アイルランド大会で見事に示された世界的な女子ラグビーの優秀さを反映しています。私たちの目標は、才能のある選手をこの象徴的なクラブに迎え入れて、新しい友情を築き、バーバリアンズらしくスタイルと情熱をもってプレーすることです。私たちは世界中のクラブや協会と協力し、選手やゲームに利点をもたらすようにしています」とコメントした。
なお、男子のバーバリアンズは、10月24日にオーストラリアのリズモーでクラシック・ワラビーズと対戦し、28日にはシドニーでオーストラリア代表と激突。11月4日にはトゥイッケナム(イングランド)でニュージーランド代表に挑み、そして10日、ソーモンドパークで女子の試合が終わったあとトンガ代表と対戦する。