ケープタウンで7日におこなわれた南アフリカ代表戦で肩を負傷したオールブラックス(ニュージーランド代表)WTBのネヘ・ミルナースカッダーが、回復まで約6か月と診断されたことが明らかになった。
壮絶な戦いとなった同試合で14番をつけて先発出場していたミルナースカッダーは、激しい攻防が続いた前半の終盤、仲間のパスが乱れてこぼれ球を拾いに行った際、相手WTBコートナル・スコーサンにプレッシャーをかけられ、右肩を痛め、苦痛の表情でベンチに退いていた。
オールブラックスの公式ツイッターによれば、肩を脱臼していることをスティーヴ・ハンセン ヘッドコーチが確認し、手術が必要で、少なくとも6か月はプレーできない見通しだという。これにより、11月のヨーロッパ遠征は不参加となり、ハリケーンズの一員として戦う来年のスーパーラグビーも4月頃まで離脱することになる。
2015年のワールドカップで6トライを挙げてオールブラックスの大会連覇に大きく貢献し、年間で最も躍進した選手に贈られる「ワールドラグビー ブレイクスルー・プレーヤー・オブ・ザ・イヤー賞」を受賞したミルナースカッダーだが、昨年はスーパーラグビー第3節で左肩を脱臼し、手術を受けて残りのシーズンを全休。復活を期した今年は足の負傷に苦しんだものの、克服し、9月9日のアルゼンチン代表戦で2年ぶりのテストマッチ出場を果たしたばかりだった。