ジャパンラグビートップリーグは9月8日、東京・秩父宮ラグビー場で第4節の1試合がおこなわれ、レッドカンファレンス首位の神戸製鋼コベルコスティーラーズがホワイトカンファレンス3位のNECグリーンロケッツとの交流戦を29−12で制し、開幕から4連勝(総勝点18)となった。NECは2勝2敗(総勝点9)。
神戸製鋼は序盤の15分間で3連続トライを奪い主導権を握った。
前半4分にルーキーのCTB重一生が前節のクボタ戦に続くトライで先制すると、11分にはCTB山中亮平がインターセプトから約60メートル独走。15分にはラインアウト後にプレッシャーをかけてボールを奪い返し、たたみかけ、FL安井龍太が力強い走りで中央を突破し、サポートしたSHアンドリュー・エリスのトライが生まれた。
21点を追うNECは52分(後半12分)、FL細田佳也が相手ディフェンスのギャップを突いて抜け、オフロードでFB吉廣広征につなぎ、5点を返す。
しかし神戸製鋼は57分にPGで貴重な追加点を獲得。そして70分にはゴール前のスクラムで優勢となり、この日が29歳の誕生日だったキャプテンのNO8前川鐘平がショートサイドに持ち出しトライゲッターとなった。
76分にゴール前のモールから抜けたNECのPR榎真生にトライを奪われ、3トライ差をつけられずボーナスポイントを逃した神戸製鋼だったが、勝点4を獲得した。