ダミアン・カラウナ ヘッドコーチ率いる男子セブンズ日本代表が、来年7月にサンフランシスコ(アメリカ)で開催される「ラグビーワールドカップ・セブンズ 2018」の出場権獲得へ向け、好スタートを切った。
同大会の予選を兼ねたアジアラグビーセブンズシリーズの第1ラウンド、香港大会が9月1日、2日におこなわれ、日本はノックアウトステージでマレーシア、中国、香港を下し、1位となった。
準々決勝でマレーシアを44−0と圧倒した日本。準決勝では中国に先制されたが、本村直樹のハットトリックなどで40−5と大勝した。
決勝は好敵手の香港とぶつかり、19−12で勝利。
香港にキックオフボールを確保され開始16秒で先制を許したものの、前半3分過ぎにPKを得ると、タップからの速攻で本村が同点のトライを挙げた。6分には敵陣で相手のラインアウトが乱れ、攻めに転じた日本はシオシファ・リサラがゴールに持ち込んで勝ち越す。
しかし、12−5で迎えた後半の6分、ゴール前のPKから攻めた香港がトライを取り切り、コンバージョンも成功で12−12の同点に。
それでも日本は、ラストプレーで自陣から突破したリサラが走り切り、劇的な決勝トライで熱戦を制した。
男子のアジアセブンズシリーズは3大会予定されており、総合成績の上位2チームにワールドカップ・セブンズの出場権が与えられる。
第2ラウンドは韓国大会で、9月23日、24日にインチョンでおこなわれる。
<アジアラグビーセブンズシリーズ 2017 第1戦・香港大会/2日目結果>
▼カップ準々決勝
・韓国 17−12 フィリピン
・香港 50−0 中華台北
・日本 44−0 マレーシア
・中国 36−12 スリランカ
▼カップ準決勝
・香港 22−17 韓国
・日本 40−5 中国
▼3・4位決定戦
・韓国 14−7 中国
▼カップ決勝
・日本 19−12 香港