10年間在籍したレッズから契約更新を求められなかったオーストラリア代表のLOロブ・シモンズ(28歳)は、ライバルチームのワラターズに移籍することが決まった。シドニーを本拠地とする同クラブは8月31日、73テストキャップを持つシモンズと2年契約を結んだと発表した。
スーパーラグビーの出場経験は114試合。2015年のワールドカップでも活躍し、世界最高クラスのラインアウトジャンパーと称されるシモンズだが、レッズのセカンドローは、21歳になったばかりのアイザック・ロダと今月中に同い年になるルカン・ツイが成長しており、若返りを図るチームから放出されていた。
一方のワラターズは、ベテランのディーン・マムが引退を表明し、巨漢のウィル・スケルトンはサラセンズ(イングランド)に移籍したため、新たな大物ロックを探していた。
ちなみに2017年のスーパーラグビーは、レッズは18チーム中14位で、ワラターズは16位だった。
シモンズはオーストラリアラグビー協会とも2019年末までの契約にサインしており、ワールドカップ日本大会を視野に入れての今後2年間となる。