ジャパンラグビートップリーグは26日、第2節の6試合が埼玉、愛知、大阪、兵庫でおこなわれ、パナソニック、ヤマハ発動機、神戸製鋼が2連勝、NEC、クボタ、トヨタ自動車は今季初勝利を挙げた。
前王者のサントリーと同じレッドカンファレンスに入っている神戸製鋼は、地元の神戸ユニバー記念競技場でホワイトカンファレンスの宗像サニックスと交流戦をおこない、20−3で逆転勝ち。前半を無得点で終え、3点ビハインドで後半を迎えたが、FBコディ・レイのトライとゴールキックで得点を重ね、終盤にはNO8谷口到もゴールラインを割って勝点4を手にした。
レッドカンファレンスで上位を争うトヨタ自動車は、大阪のキンチョウスタジアムで近鉄に22−9で勝利。ルーキーながらキャプテンを務めるFL姫野和樹が2トライを挙げるなど活躍し、マン・オブ・ザ・マッチに選ばれている。自軍は3トライを重ねた一方、相手をノートライに抑え、ボーナスポイントも獲得した。
同組のクボタは、愛知・パロマ瑞穂ラグビー場でNTTドコモを45−24で下した。追いかけるゲーム展開となったが、FB合谷和弘がハーフタイム前と後半の序盤に2トライを挙げるなどして追いつき、後半20分過ぎからはCTBシオネ・テアウパなどによる3連続トライで逆転勝ちした。下部リーグから再昇格してきたドコモは2連敗。
パナソニックは、埼玉・熊谷陸上競技場でキヤノンに43−8で快勝し、2試合連続のボーナスポイント獲得でホワイトカンファレンスの首位を守った。心身のリフレッシュのため約半年間、ラグビーゲームから離れていたオーストラリア代表のFLデービッド・ポーコックはこの試合の後半から出場し、復帰戦でパナソニックの勝利に貢献した。
同会場の第1試合では今季黒星発進のNECとコカ・コーラが対戦し、強力なモールを活かして序盤に主導権を握ったNECが48−12で制している。オリンピアンのWTB後藤輝也は、チーム7トライのうち3本を決めてボーナスポイントを引き寄せた。
トップリーグ初優勝を目指すヤマハ発動機はパロマ瑞穂ラグビー場で豊田自動織機とナイトゲームをおこない、38−10で勝利。強力スクラムでペナルティトライを奪うなど、計6トライでボーナス付きの勝点5を獲得している。
キヤノン戦で前へ出るパナソニックのPR稲垣啓太(撮影:大泉謙也)
攻守で奮闘したNECのHO臼井陽亮(撮影:大泉謙也)