女子ラグビーワールドカップ2017アイルランド大会の開幕を明後日に控えるなか、女子日本代表から、バックス最年長の加藤慶子(世田谷レディース)が負傷のため離脱することが決まった。8月7日に日本ラグビー協会が発表。代わりにバックアップメンバーの加藤あかり(カ・ラ・ダファクトリー Rugirl-7)が女子日本代表に追加された。
7日に29歳の誕生日を迎えた加藤慶子は、昨年12月におこなわれたアジア・オセアニア予選で背番号12をつけてフィジーと香港を倒し、4大会ぶり4回目の女子ラグビーワールドカップ出場に貢献。アイルランド大会でベスト8を目指す“サクラフィフティーン”のキープレーヤーのひとりだった。
女子セブンズ日本代表でも経験豊かな加藤慶子は、2016年リオデジャネイロオリンピックでバックアップメンバーに入っていたが、ピッチには立っていない。辛苦と努力を経て、15人制のワールドカップスコッド入りを果たし、今回、自身にとって初めての大舞台でプレーできる夢が叶う目前だった。
現地時間9日におこなわれる初戦で日本はフランスとぶつかり、13日に開催国のアイルランドと対戦、17日のプールステージ最終戦はオーストラリアに挑む。世界ランキング14位の日本に対し、ライバルたちはいずれも同6位以上の強豪国。ベスト8入りするためには、少なくとも1勝はしなければならない。
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追加で女子日本代表入りとなったWTB加藤あかり(撮影:松本かおり)