人口は約18万人といわれ、ワールドラグビーのランキングは91位(7月31日時点)のタヒチが、2019年のワールドカップ出場に望みをつないだ。8月4日におこなわれたオセアニア・ラグビーカップでクック諸島を13−9で下し、アジア予選から勝ち上がって来るチームとのプレーオフ進出が決定。
フランス領ポリネシアに属するタヒチのラグビー代表にはフランスのクラブでプレーする選手もおり、敵地で、世界ランク48位のクック諸島から歴史的な勝利を挙げた。
日本を除くアジア勢で2019年のワールドカップに出場する可能性が残っているのは、香港、韓国、マレーシア。来年のアジアラグビーチャンピオンシップが同地区の最終予選を兼ねており、この3チームのなかで最上位のチームがタヒチとのプレーオフに進む。
そして、アジア/オセアニア プレーオフの勝者は最終予選プレーオフに参加し、アメリカ地区プレーオフ(カナダ×ウルグアイ)の敗者、ヨーロッパ/オセアニア プレーオフ(ヨーロッパ予選2位チーム×サモア)の敗者、そしてアフリカ予選2位チームと、最後の切符をかけて争う。
8月5日にはアフリカ予選の第2ラウンドを兼ねた2017アフリカ・ゴールドカップの最終節2試合がおこなわれ、チュニジアに18−26で敗れて5連敗を喫し最下位となったセネガルの脱落が決まった。
最終予選となる第3ラウンド(2018アフリカ・ゴールドカップ)に進むのは、ナミビア、ケニア、ウガンダ、チュニジア、ジンバブエ、そしてシルバーカップを制して昇格するモロッコで、この6か国のなかで優勝したチームがアフリカ第1代表としてワールドカップ2019日本大会の出場権獲得となる。