今週土曜日に南アフリカのジョハネスバーグで開催されるスーパーラグビー決勝、ライオンズ対クルセイダーズ戦は、約6万2000人の大観衆の前でおこなわれることになりそうだ。会場は歴史的な1995年ラグビーワールドカップ決勝の舞台となったエリスパーク(エミレーツエアラインパーク)で、この聖地でスーパーラグビーのファイナルが開催されるのは初めて。ホームユニオンのゴールデンライオンズ・ラグビー協会は7月31日、月曜日午後にチケットは完売したと発表した。
当日にスタジアム観戦できないシーズンチケットホルダーがいれば、若干の追加販売はあるかもしれないが、入手困難となるのは間違いなさそうだ。
南アメディアの『IOL』によれば、南ア勢同士の対戦となったライオンズ対シャークスの準々決勝を同会場で観戦したのは約2万9000人、昨年のファイナルと同じカードになった準決勝(ライオンズ対ハリケーンズ戦)の観衆は約3万2000人で、大きなエリスパークでは空席が目立っていた。
ライオンズは、今季かぎりで退任することが決まっている(イングランドのグロスターへ移る)ヨハン・アッカルマン ヘッドコーチのもと、悲願の初優勝を狙う。実現すれば、南ア勢としては7年ぶりのスーパーラグビー制覇だ。
対するニュージーランドチームのクルセイダーズは、スコット・ロバートソン新ヘッドコーチ体制下で3年ぶりの決勝進出となり、2008年大会以来8回目のタイトル獲得を目指す。