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クルセイダーズが3年ぶりの4強入り! ハイランダーズは雨に泣かされ敗退

2017.07.22

クルセイダーズのブリッジを止めようとするハイランダーズのヘモポ(Photo: Getty Images)

 2017スーパーラグビーの準々決勝第2試合が22日、ニュージーランドのクライストチャーチ(AMIスタジアム)でおこなわれ、レギュラーシーズンを14勝1敗という好成績で勝ち上がったクルセイダーズが、同国ライバルのハイランダーズを17−0で下し、準決勝進出を決めた。
 最多7回の優勝を誇るクルセイダーズは3年ぶりのベスト4入り。2008年大会以来の王座奪還へ向け、最初の関門を突破した。
 雨のなかの決戦となった。ハイランダーズは試合前日に適地のクライストチャーチに入る予定だったが、南島を襲った悪天候により本拠地ダニーデンからの飛行機が飛ばず、キックオフの7時間前に現地入りという不運も影響したか。
 序盤にクルセイダーズがPGで先制。しかし、この日のSOリッチー・モウンガはプレースキック不調で、その後のショットチャンスを連続で外し、大きく突き放すことはできなかった。
 それでも、前半のクルセイダーズはテリトリー獲得80%、ボール支配率は73%と敵陣で攻撃する時間が長く、32分、ゴールに迫ると、FWがピック&ドライブでラインを越え押し込み、追加点を挙げた。39分にもFWのパワープレーでHOコーディー・テイラーがトライゲッターとなり、17−0で折り返す。
 そして、堅守を武器とするチーム同士の戦いは、後半もスコアボードはこのまま。難しいプレー環境のなか、ハイランダーズはキックを有効活用できず、少ないチャンスでのラインアウト失敗も重なって、反撃の糸口をつかめなかった。
 ハリケーンズに続いてベスト4入りしたクルセイダーズ。準決勝の相手は、ライオンズ対シャークス戦、ストーマーズ対チーフス戦のあと決まる。
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