2019年に日本で開催されるラグビーワールドカップの出場権を、オセアニア地区予選で2番目に獲得したのはトンガ代表だった。
サモアのアピアで7月15日、ワールドカップ予選を兼ねたパシフィック・ネーションズカップの最終戦、サモア代表×フィジー代表戦がおこなわれ、すでに1位通過を決めていたフィジー代表が38−16で快勝。トンガを含む3チームが参加し、2年にわたりホーム&アウェイ形式で熱戦が繰り広げられてきた同大会において、上位2チームにワールドカップ出場権が与えられることになっていて、暫定2位で戦いを終えていたトンガが歓喜する結果となった。
トンガとの勝点差はわずか1ポイントだったサモアは、負けても勝点で並べば得失点差で優位な状況だったが、2点リードで迎えた後半に3トライを許して逆転負けし、7点差以内の敗戦で与えられるボーナスポイントも獲得できなかった。
オセアニア予選2位でラグビーワールドカップ2019出場となるトンガは、強豪のイングランド、フランス、アルゼンチン、そしてアメリカと一緒の、“死の組”と呼ばれるプールCに入る。
オセアニア予選で3位となったサモアは、敗者復活での切符獲得を目指し、来年6月(予定)、ヨーロッパ予選プレーオフ勝者とのサバイバルマッチに臨む。そして、このヨーロッパ・オセアニア地域プレーオフで勝ったチームが、日本と一緒のプールAに入ることとなる。