ラグビーワールドカップ2019日本大会のオセアニア予選を兼ねたパシフィック・ネーションズカップのトンガ代表×フィジー代表戦が8日、トンガの首都ヌクアロファでおこなわれ、フィジーが14−10で逆転勝ちし、ワールドカップ出場を決めた。残り1試合あるものの、フィジーは昨年からホーム&アウェイ方式で実施されてきた予選で3勝0敗(勝点12)として2位に勝点差6をつけたため、オセアニア地区1位通過が決まった。
フィジーは2019年大会で、前回と同じく、強豪のオーストラリア、ウェールズと一緒の組に入ることとなり、ジョージア、そしてアメリカ地区第2代表(カナダ×ウルグアイのプレーオフ勝者)ともプールDで戦う。
オセアニアラグビー協会によると、この日のトンガ対フィジー戦は約1万人がスタジアムで観戦。フィジーは3−3で迎えた後半早々、相手PRシーグフリード・フィシイホイにトライを奪われ7点ビハインドとなったものの、すぐにLOレオネ・ナカラワが5点を返し、終盤にSOベン・ヴォラヴォラがPGを2本決めて逆転勝ちした。
トンガは1勝3敗で同地区予選を終えたものの、7点差以内の敗戦だったためボーナスポイントを獲得し、勝点6となって、サモアを抜き暫定2位に浮上している。
オセアニア地区に設けられたワールドカップ2019出場枠は2つ。同2位チームも日本への切符獲得となり、3位はヨーロッパからの敗者復活を目指すチームとのプレーオフにまわる。
7月15日にサモアのアピアでおこなわれるサモア代表×フィジー代表戦(オセアニア予選最終節)の結果で、2位と3位が決まる。