NECグリーンロケッツは6月12日、日本代表6キャップを持つSH茂野海人(26歳)の退部を発表した。茂野は昨季トップリーグ全15試合で先発出場した中心選手のひとり。グリーンロケッツからは司令塔の田村優も去ってキヤノンイーグルスへ移籍しており、新しいハーフ団で8月18日に開幕する2017-2018シーズンを戦うこととなる。
大東文化大の主将だった茂野は2013年にNEC入りし、4年間在籍した。2015年には日本人として初めてニュージーランドの名門オークランドに加入し、同国内最高峰大会のITMカップ(現 Mitre10カップ)のプレミアシップ・ディビジョン決勝で9番をつけた。2016年にはスーパーラグビーを戦う日本チームのサンウルブズに招集され、今年も狼軍団の一員として奮闘中。2019年のワールドカップへ向けて成長が期待されるひとりであり、今春のアジアラグビーチャンピオンシップでも日本代表としてプレーした。
また、昨年6月25日に東京・味の素スタジアムでおこなわれたスコットランド代表戦で、茂野が前半19分に挙げたトライがワールドラグビー(国際統括団体)表彰の「IRPA Try of the Year(年間最高トライ賞)」にノミネートされたことも記憶に新しい。
茂野は他チームでプレーすると思われるが、移籍先は未定。