先週末のロンドンセブンズをもって、「HSBC ワールドラグビーセブンズシリーズ 2016-2017」の全日程が終了した。男子セブンズ日本代表は、イングランド・ロンドン大会は5戦全敗で15位タイ(最下位)に終わり、シーズン総合成績もコアチーム(シリーズにフル参戦できるトップ15チーム)のなかで最下位となって降格が決定。
ダミアン・カラウナ ヘッドコーチ、小澤大キャプテン、そしてリオ五輪でベスト4入りを果たしたメンバーのひとりで、今回のイングランド大会でゲームキャプテンを務めたベテランの坂井克行が日本ラグビー協会を通じてコメントを発表した。
■ダミアン・カラウナ ヘッドコーチ
イングランド大会を5戦5敗という結果で終えて、非常に残念に思う。日本は来シーズンのコアチームから降格することとなり、世界トップレベルのチームに挑戦し、自身の力を試す機会を失った。この時間を使ってチームを再び作り上げ、チームの結束を高めたい。今後はアジアセブンズシリーズ2017に焦点をあて、ラグビーワールドカップ・セブンズ2018の出場権をつかみにいく。
■小澤大キャプテン
イングランド大会では納得のいく結果が出せず、非常に残念な結果で終わった。アタックでは2人目のサポートが遅く、ボールを奪われ、私たちのペースで試合を運ぶことができなかった。ディフェンスでは一人ひとりの粘り強さが発揮できず、タックルを外されて失点する場面が多かった。
昨シーズンのメンバーが努力して昇格したワールドラグビーセブンズシリーズのコアチームから1年で降格となったことが、大変悔しく、また、申し訳ない気持ちでいっぱい。この悔しさを忘れることなく、アジアセブンズシリーズ2017でラグビーワールドカップ・セブンズ2018の出場を決め、来年、私たちの力でワールドラグビーセブンズシリーズコアチーム昇格を決められるように、もう一度頑張ってやっていきたい。
■坂井克行 ゲームキャプテン
コアチームに残留するための大変重要な大会だったが1勝もすることができず非常に悔しい大会となった。
大会を通して世界との差を痛感した。私たちには、まだまだ足りないことが多くあると感じたシリーズになった。今後は世界との差を埋めるためにも、更にハードワークをしたい。
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