レベルズに所属する日本代表のアマナキ・レレィ・マフィが、5月21日にシドニー(アリアンツ・スタジアム)でおこなわれたワラターズ戦でスーパーラグビー初トライを挙げた。今季新加入のマフィは2月23日のデビュー以来、NO8として全試合に先発しており、11試合目となったこの日もフル出場で奮闘した。チームはオーストラリアダービーに23−50で敗れ1勝1分9敗となったが、マフィは輝き続けている。
前半17分、レベルズがゴール前のスクラムでPKを得ると、NO8マフィがクイックタップから仕掛けてインゴールに突っ込み、記念のファーストトライでチームを活気づけた。
その後逆転されたものの、48分(後半8分)にはマフィが力強く突進してゴール右に迫り、WTBジョナ・プラシッドのファイブポイントにつながる。さらに59分、マフィのビッグゲインを機にレベルズはボールを継続して再びプラシッドのトライが生まれた。
2015年ワールドカップの南アフリカ代表戦でカーン・ヘスケスの歴史的トライを演出するラストパスを放り、その後も活躍して世界に名を馳せたマフィ。2016年は、在籍するNTTコミュニケーションズシャイニングアークスのシーズンを終えると、イングランドのバースに短期加入してプレミアシップでも評価を高めた。
そしてレベルズに加入してスーパーラグビー初挑戦となった今年、チームはオーストラリア・カンファレンス最下位と苦しんでいるが、マフィはこの日の活躍もあってボールキャリー数は通算143回となり、全18チーム中、チーフスのFBダミアン・マッケンジーに次ぐ2位に浮上した。
ボールキャリーだけでなく、タックル、ラインアウト、ブレイクダウン、オフロード、ピック&ドライブなど、抜群のワークレートを示すマフィを、トニー・マッガーン ヘッドコーチはかねてこう絶賛していた。
「マフィはレベルズにとって輝く光。彼は本当にすばらしい。この大会において最高のフォワードのひとりだ。レベルズのバックローをけん引してくれている」