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パリセブンズ初日、日本はプール戦3連敗… 9位以下トーナメントへ

2017.05.14

スコットランド戦でボールを出す橋野皓介(Photo: Getty Images)

 ワールドラグビーセブンズシリーズのコアグループから降格の危機にある男子セブンズ日本代表は、2016-2017シーズンの残り2大会でポイントを稼ぎ、なんとしても総合14位のロシアを逆転して残留したいところだが、5月13日に始まった第9ラウンド・パリセブンズのプール戦は3戦全敗に終わり、9位以下のチャレンジトロフィートーナメントへまわることとなった。
 日本は初戦、前ラウンドのシンガポール大会で優勝したカナダと対戦し、7−21で敗れた。
 序盤は日本が押し気味だったが得点できず、逆にカナダは前半5分、敵陣22メートルライン手前でペナルティをもらうと、プレーメイカーのネイサン・ヒラヤマがキックを使い、先制トライが生まれた。カナダはその2分後にもボールをつないで追加点を挙げ、後半3分には日本のパスの乱れから点差は拡大。日本はラストアタックで副島亀里ララボウ ラティアナラがトライを挙げたが、黒星発進となった。
 2戦目は今シリーズ首位を走る南アフリカに5−35で完敗した。
 フィジカルの強さもある南アは1分も経たぬ間に先制。アグレッシブなディフェンスをしていた日本だが、5分にもトライを奪われ、0−14で折り返した。南アは後半の立ち上がり、フレッシュレッグのロスコ・スペックマンが勢いをもたらし、つないでリードを広げる。3分にはセシル・アフリカのカウンターアタックを日本は止められず、連続失点。その後、さらに1トライを許し大差がついたが、日本はラストアタックでクロスキックボールを確保した本村直樹がゴールへ駆け、一矢を報いている。
 プール最終戦のスコットランド戦は競ったが、14−31で敗れた。
 開始40秒でスコットランドが先制。日本は3分、橋野皓介のショートパスを受けたシオシファ・リサラがブレイクスルーで走り切り逆転したが、南アとカナダに連勝してこの日好調だったスコットランドは、5分過ぎに防御網を破って再び先行する。ハーフタイム前にはベテランのマーク・ロバートソンがダンシングステップで日本を翻弄したあと仲間につなぎ、追加点を挙げた。
 日本は7−19で迎えた後半2分、副島がアンクルタップで倒れながらもリサラにつないで5点差としたが、スコットランドは巧みなパスワークなどでその後2トライを追加し、日本を突き放した。
 パリセブンズ最終日の14日、日本はチャレンジトロフィー準々決勝でオーストラリアと対戦する。
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