プールAに入ったアイルランド代表のジョー・シュミットHC、日本代表のジェイミー・ジョセフHC、
スコットランド代表のスコット・ジョンソン パフォーマンスディレクター(写真左から)
(Photo: World Rugby/World Rugby via Getty Images)
2019年に日本で、そしてアジアで初開催となるラグビーワールドカップの組分け抽選会が5月10日に京都迎賓館でおこなわれ、日本はアイルランド、スコットランドと同じプールAに入った。そしてヨーロッパ予選1位通過チームと、ヨーロッパ・オセアニア地域のプレーオフ勝者も同組に入る。
悲願のベスト8以上を目指す“ジョセフ・ジャパン”にとっては最高の組み合わせとなったか。
アイルランドは日本がこれまで一度も勝ったことがない強豪だが、抽選でバンド分けされた最上位グループのなかではワールドランキングが最も低い4位。それでも、昨年11月にシカゴでオールブラックス(ニュージーランド)のテストマッチ連勝記録を18で止め、今年3月には記録更新を狙ったイングランドに黒星をつけるなど、いま最も勢いがあるチームだ。
そして、スコットランドは前回のワールドカップで日本の8強入りを阻んだ因縁の相手。1989年5月28日には宿澤広朗監督率いるジャパンが東京・秩父宮ラグビー場でスコットランドから歴史的勝利を挙げており、ワールドカップ日本大会で再現が期待される。
現在おこなわれているヨーロッパ予選では、これまでのワールドカップ全大会に出場しているルーマニアの出場権獲得が有力視されている。今年6月には、そのルーマニアが来日し、プールAで日本と同組に入ることが決まったアイルランドもやって来るため、6月のテストマッチは大注目となる。
そしてプールAに入るもう1チームは、ヨーロッパ予選2位チームとオセアニア予選3位チームがホーム&アウェイでプレーオフをおこない、勝った方に出場権が与えられる。
試合日程は9月中旬頃に決まる予定。来年11月には全出場チームが出そろう。
ラグビーワールドカップ2019は9月20日から11月2日にかけて、北は北海道から南は九州まで、全国12会場で開催される。
<ラグビーワールドカップ2019 組分け>
【プールA】
アイルランド、スコットランド、日本、ヨーロッパ地域1、ヨーロッパ・オセアニア地域プレーオフ勝者
【プールB】
ニュージーランド、南アフリカ、イタリア、アフリカ地域1、敗者復活予選優勝チーム
【プールC】
イングランド、フランス、アルゼンチン、アメリカ地域1、オセアニア地域2
【プールD】
オーストラリア、ウェールズ、ジョージア、オセアニア地域1、アメリカ地域2
■アイルランド(2015年ワールドカップ: ベスト8)
・現世界ランキング: 4位
・日本代表の対戦成績: 0勝7敗 (W杯での対戦成績: 0勝2敗/1991、1995年大会)
■スコットランド(2015年ワールドカップ: ベスト8)
・現世界ランキング: 5位
・日本代表の対戦成績: 1勝10敗 (W杯での対戦成績: 0勝3敗/1991、2003、2015年大会)