ニュージーランド遠征でタフな戦いを重ねているサンウルブズは、今週土曜日(4月29日)にハミルトンで過去2回の優勝を誇るチーフスに挑戦する。先週はハイランダーズに敗れたものの、エドワード・カーク主将は「学びを踏まえ向上することができた」と手ごたえを感じており、さらなる奮闘が期待される。
「(3週間の海外遠征を終えた)チーフスは今週、ハングリー精神を持ってホームに戻って来ていると思います。我々はパフォーマンスを80分間活かしきっていく、ということにフォーカスしていきたいです」
先発メンバーはハイランダーズ戦から7人変更。負傷離脱したWTB中鶴隆彰に代わり、14番は後藤輝也がつける。
今季初先発となるLO真壁伸弥は「個人的には、日本協会の『ATQ プログラム』でニュージーランドに留学した際、チーフスの選手らにラグビーの楽しさや、生活の一部としてラグビーが入ってくる環境を学ばせてもらったので、そのチーフスに対して恩返しの気持ちも含めて、自分たちの力を100%発揮できればと思います」と意気込む。
2試合ぶりに7番を任されたFL布巻峻介は「チームは今週、やる気に満ち溢れています」と語った。
今回のニュージーランド遠征ではたくさんの学びがあり、今もなお、学び続けている段階、と話すのはフィロ・ティアティア ヘッドコーチだ。「ニュージーランドのチームは、南アフリカのチームと体形やプレーが全く違います。昨年戦ったオーストラリアのチームとも違います。今、サンウルブズは、 ニュージーランドのチームというのはどのように挑んでくるのか、ということを理解している段階です。チーフスは長い歴史を持ち、素晴らしい情熱、レガシーを持っているチームです。今週末、本当にエキサイティングな挑戦が待ち構えていると思います」とコメントした。
<サンウルブズ (第10節・チーフス戦) 試合登録メンバー>
1.稲垣啓太 2.木津武士 3.伊藤平一郎 4.真壁伸弥 5.サム・ワイクス 6.エドワード・カーク(主将) 7.布巻峻介 8.ヴィリー・ブリッツ 9.田中史朗 10.ヘイデン・クリップス 11.笹倉康誉 12.デレック・カーペンター 13.ウィリアム・トゥポウ 14.後藤輝也 15.松島幸太朗
〔リザーブ〕
16.庭井祐輔 17.山本幸輝 18.浅原拓真 19.ヘル ウヴェ 20.ラーボニ・ウォーレンボスアヤコ 21.矢富勇毅 22.田村優 23.ジェイミー・ジェリー・タウランギ