9年ぶり8回目のスーパーラグビー制覇へ向け、開幕から6連勝と好調のクルセイダーズは、今週金曜日に地元クライストチャーチで日本のサンウルブズと対戦する。試合登録メンバーには、手首の手術を経て復活したオールブラックス(ニュージーランド代表)主将のNO8キアラン・リードも先発に名を連ね、油断なしの本気モードだ。
ニュージーランド代表として97キャップを持つリードは、2011年と2015年のワールドカップ連覇に大きく貢献し、2013年にはワールドラグビーの年間最優秀選手賞に輝いている世界最高のエイトマン。2008年のスーパーラグビー優勝を知るひとりでもあり、クルセイダーズの布陣はより強力となった。
FWは経験豊富な選手が多く、PRワイアット・クロケットはサンウルブズ戦が176試合目となり、引退した元ブルーズのケヴィン・メアラムを抜いてスーパーラグビー最多出場記録を更新する。
バックラインでは、オールブラックスのFBイズラエル・ダグやCTBライアン・クロッティ、新加入の元オーストラリア代表WTBディグビー・イオアネなどが負傷でサンウルブズ戦には出られないが、2月の今季第1戦で手を骨折していたSOリッチー・モウンガが復帰。12番はかつてコカ・コーラレッドスパークスでプレーしたティム・ベイトマンがつけ、13番にはセブンズ・ニュージーランド代表の経歴を持つ新鋭CTBジャック・グッドヒューが入る。そして、昨年オールブラックスデビューを果たしたセタ・タマニヴァルは痛めていた太もも裏が回復して右WTBでの出場となり、甥(おい)のマナサ・マタエレが左WTBで先発する。
スーパーラグビー最多出場記録を更新するワイアット・クロケット(Photo: Getty Images)
<クルセイダーズ (第8節・サンウルブズ戦) 試合登録メンバー>
1.Wyatt Crockett 2.Ben Funnell 3.Michael Alaalatoa 4.Luke Romano 5.Sam Whitelock(主将) 6.Pete Samu 7.Matt Todd 8.Kieran Read 9.Mitchell Drummond 10.Richie Mo’unga 11.Manasa Mataele 12.Tim Bateman 13.Jack Goodhue 14.Seta Tamanivalu 15.David Havili
〔リザーブ〕
16.Andrew Makalio 17.Joe Moody 18.Oliver Jager 19.Quinten Strange 20.Whetu Douglas 21.Leon Fukofuka 22.Marty McKenzie 23.George Bridge