今シリーズ全大会に出場し、少しずつ成長し続ける中野将宏。
(撮影/早浪章弘)
サクラセブンズのコアチーム昇格から約2時間半後、同じ香港スタジアムのピッチに登場した男子セブンズ日本代表は0-36でフィジーに敗れた(HSBCワールドラグビーセブンズシリーズ 2016-2017第7戦 香港大会/プールC)。世界トップクラスの実力者の前に、トライラインにほとんど迫ることができなかった。
前半失ったトライは3つ。ダミアン・カラウナ ヘッドコーは、「すべて自分たちのミスからだった」と振り返った。相手を止めながらも、腕を殺せずマジックパスを通された。振り戻しの山なりのパスをカットされた。PKから攻められ、キックパスの処理を誤った。「簡単にターンオーバーされると、ああいう結果になる」
指揮官は話し、「選手たちにはそう伝え、明日は自分たちのやるべきことをやり切ろうと言いました」と頭を切り替えた。
後半も3トライを許した。
小澤大主将は、「修正出来なかった」と悔しそうだった。
「(明日の相手)ニュージーランド、ウエールズには今日の戦いを反省して臨みたい。フィジー相手でも、サポートプレーがうまくいったときは通用した。攻撃でも防御でも、そういったことを積み重ねていきたい」
大会2日目(4月8日)は午前中にニュージーランドと戦い、午後にウエールズと対峙する。勝利を挙げ、サクラセブンズ同様スタジアムを沸かせたい。また、少しでもポイントを獲得し、今季通算成績ですぐ上にいるロシア(14位/6ポイント差)を追い越したい。