昨夏のリオオリンピックでアキレス腱を断裂し、長期リハビリ生活を過ごしてきたソニービル・ウィリアムズが8か月ぶりに試合フィールドに復帰する。新加入したブルーズの一員として、8日にダニーデン(ニュージーランド)でおこなわれるハイランダーズ戦のベンチメンバーに名を連ねた。
オールブラックスで33キャップを重ね、ワールドカップ連覇に貢献したCTB/WTBソニービルは、昨年は7人制ラグビーに専念していたため2年ぶりのスーパーラグビー参戦となる。
地元メディアに対し、「オリンピックで怪我をしてかなり落ち込んだが、気持ちを切り替え、『OK、身体は休みを必要としていたんだ』と自分に言い聞かせ、リフレッシュできた。復帰へ向けて懸命にトレーニングに取り組み、より速くなった気がするし、怪我する前よりも状態はいい」と語り、ブルーズデビューへ気持ちは高まっている様子だ。
連勝で3勝3敗としたブルーズには、4週間の出場停止処分が明けたバックローのスティーヴン・ルアトゥアもNO8で復帰。バックスのミッドフィールドは好調のジョージ・モアラと、20歳になったばかりのリコ・イオアネが先発でペアを組む。
一方のハイランダーズは、太もも裏を痛めていたFBベン・スミスが戦列復帰する予定で、混戦のニュージーランド・カンファレンスで上位進出を目指す両チームのファンにとって、楽しみな一戦となる。