トヨタ自動車ヴェルブリッツが24日、2017年度新体制及び新入団選手を発表した。
新監督には、有力候補として名前が挙がっていた元南アフリカ代表ヘッドコーチのジェイク・ホワイト氏が就任する。ホワイト氏は2007年のラグビーワールドカップで南ア代表を優勝に導いた世界的名将で、2004年と2007年にIRB(現ワールドラグビー)の年間最優秀コーチ賞を受賞、2011年にはIRB殿堂入りを果たしている。元教師だったホワイト氏は高校ラグビーでコーチングキャリアを始め、U21南ア代表を率いて世界一を遂げたこともあり、選手育成への評価も高い。プロコーチとなってからはスーパーラグビーのブランビーズ、シャークスでも手腕を発揮し、現在はフランス1部リーグのモンペリエで指揮を執っている。
ディフェンス・ブレイクダウンコーチ、セットピースコーチ、カウンターアタック・スキルコーチ、ヘッドフィジカルパフォーマンスコーチなどスタッフも大幅に新しくなり、昨季までBKコーチだったニック・スクリブナー氏はアタック・リスタートコーチという役職になった。
新入団選手は5人発表され、セブンズ日本代表でもあるWTB/FBジェイミー・ヘンリーがヴェルブリッツに加わる。また、大学選手権で8連覇を遂げた帝京大からはNO8姫野和樹、HO竹井勇二、FL山口健太が加入し、筑波大のPR崔凌也も新戦力となる。