ジャパンラグビートップリーグのキヤノンイーグルスは21日、2016年度をもってNECグリーンロケッツを退団した日本代表SO田村優(28歳)の加入を発表した。現在、スーパーラグビーに参戦しているサンウルブズのメンバーでもある田村優は、日本代表として42キャップを持ち、2019年に日本で開催されるラグビーワールドカップでジャパンの司令塔が期待されているひとり。創造性豊かなプレーメイカーであり、ゴールキッカーとしての評価も高く、トップリーグで上位進出を目指すイーグルスにとっては大きな戦力獲得となった。
そのほか、昨季までパナソニック ワイルドナイツでプレーしていたHO設樂哲也(30歳)と、ホンダヒートを退団したトンガ出身のLO/FL/NO8フィナウ・トゥパ(27歳)もキヤノンイーグルスの一員となる。
新卒選手では、セブンズトンガ代表の経歴を持つ大東文化大出身のパワフルなユーティリティBKホセア・サウマキや、2016年度大学選手権で4強入りした同志社大のSO永富健太郎とCTB小林健太郎、U19日本代表でプレーしたことがある明治大出身LO/FL/NO8田中真一、そして立命館大出身のCTB/WTB三島藍伴が新加入する。
チームを8年間率いてきた永友洋司監督が退任し、新体制で臨むことになるキヤノンイーグルスだが、ヘッドコーチには南アフリカ出身でシャークスのBKコーチなどを務めたことがあるグラント・バシュフォードの就任が決まった。